ずっと引きこもりだった自分でもできる仕事はある? 仕事の探し方・対策・就労支援を徹底解説!
2022年05月31日公開

目次
「ずっと引きこもりだった自分でもできる仕事はあるの?でも人と接したり、外に出ることは怖いな…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
本記事では、引きこもりで悩んでいる方に必見の仕事の探し方や対策・役に立つ就労支援の情報を紹介します!
引きこもりを脱出したい方に参考になる記事ですので、ぜひ最後まで読んでください。
引きこもりでも就職できる?
みなさんは、テレビのニュースや新聞などで、若者の引きこもりが社会問題になっていることはご存知だと思います。
では、現在の日本に「引きこもり」の人がどれくらいいるか知っていますか?
内閣府が実施した調査によると、現在の日本の引きこもりの若者は推定で70万人もいます。
引きこもりになったきっかけさまざまで、
・職場になじめなかった
・就職活動が上手くいかなかった
・人間関係が上手くいかなかった
など、仕事や人間関係に関する理由が多数を占めています。
しかし、そんな引きこもりの方の中にも現状を打破したいと考えている方もいますが、なかなか行動に移せない方もいるようです。
ですが、結論から申し上げると、引きこもりの方でも就職はできます!
現在は、政府や自治体が様々な就職支援サービスを行っており、引きこもりの方でも働ける素晴らしい環境が整っています。
それでは紹介してきましょう。
引きこもりの人におすすめの仕事とは?
引きこもりの人が仕事に就けない理由として、非常に多いのが対人関係の悩みです。
人とのコミュニケーションが苦手で、一歩を踏み出せない…。
そんな引きこもりの人におすすめの仕事は下記の通りです。
・工場の仕事
・清掃の仕事
・警備の仕事
・配達の仕事
・介護の仕事
です。
それぞれ解説していきます。
おすすめの仕事① 工場の仕事
初めにおすすめしたいのが、工場の仕事です。
工場では、基本的に機械相手に仕事をすることが多く、人とのコミュニケーションが接客業などの仕事に比べて少なめです。
まずは、派遣やアルバイトから始めてみましょう。
いきなり正社員では採用のハードルも高いですし、もし嫌になって会社を辞めたくなった時に、なかなか辞めづらく、その挫折が更なる引きこもりの引き金になりかねません。
工場の仕事には、簡単な単純作業やラインでの流れ作業など、さまざまな業務内容があります。
初めは、自分のできそうな仕事から始めることをおすすめします。
おすすめの仕事② 清掃の仕事
次におすすめしたいのが、清掃の仕事です。
清掃の仕事には、店舗やオフィスビルの掃除をするビル清掃や、ホテルなどの客室を掃除するホテル清掃などがあります。
清掃の仕事の特徴としては、ルーティンワークが多く、誰もが経験のある「掃除」が仕事のため、仕事の難易度も比較的軽めになっています。
また、清掃員は若者よりも年配の方が多いので、同年代が苦手な人でも働きやすい環境と言えるかもしれません。
清掃をする現場も、始業前や業務の終了した後に清掃をすることがほとんどです。
そのため、お客様と直接かかわることも少なめになっています。
清掃の仕事で経験を積んで、自信を深めていきましょう。
おすすめの仕事③ 警備の仕事
警備の仕事も比較的コミュニケーションが少なめで、未経験者でも採用されることが多いのが警備の仕事です。
警備の仕事には、施設警備と交通誘導警備などがあります。
ですが、特に引きこもりの方には、施設警備がおすすめです。
警備の仕事も接客業とは違い、お客様とのコミュニケーションが少ないのが特徴です。
夜間になると、ビルや会社に誰もいないような状況も多いため、引きこもりの方には働きやすい環境となっています。
働いている人は50~60代の年配者が多いので、若いというだけでも採用される可能性が高い業種と言えるでしょう。
おすすめの仕事④ 配達の仕事
配達の仕事も、未経験者でも働くことができる人手不足の業界となっています。
お馴染みの宅急便や宅配ピザなどの他に、最近では、食料品などを個人宅に配達する「 Uber Eats」やAmazonの荷物を運ぶ「Amazon Flex」など、いろいろな配達サービスも始まっています。
自転車やバイク、自動車などで、一人で仕事をできるのが魅力の仕事です。
それほどの接客的なコミュニケーションも必要ないので、引きこもりの人にもとてもおすすめできます。
おすすめの仕事⑤ 介護の仕事
介護の仕事には、訪問介護やデイサービス、特別養護老人ホームなどのいろいろな種類があります。
介護の仕事に楽なイメージはあまりないかもしれませんが、引きこもりから脱出し、見事に介護職員になったというケースも多くあります。
介護は慢性的な人手不足なため、採用のハードルが低く、引きこもりの人でも働ける業界とてなっています。
介護の仕事は、業務をしていく中で、社会人としても人間としても身につくことがとてもたくさんあります。
これからの人生を生きていく上での勉強としても、非常に良い環境です。
お年寄りと接していくうちに、人から感謝されることの喜びを感じたり、苦手だった人とのコミュニケーションが得意になったりできる仕事です。
引きこもりの人が仕事を探す際に注意すること
引きこもりの人が仕事を探すときに注意することは、焦らずに仕事を決めるということです。
いきなり仕事を始めても上手くいかなければ、さらに引きこもりの期間が長くなってしまう危険性があります。
そのため、まずは脱出を目標に、無理せずゆっくりと始めましょう。
仕事探しを失敗しないために行うとよいこと
引きこもりの方が仕事を探すときに、失敗しないために行うとよいことがあります。
行うと良いことは下記の通りです。
・苦手なことを書き出す
・未経験・初心者向けの仕事を探す
・社交不安障害の場合は、心療内科へ
何事も勢いだけで決めずに、この3つの方法を考えながら仕事探しを進めていきましょう。
それでは解説していきます!
苦手なことを書き出す
まず、引きこもりの人にやってもらいたいのが、自分の苦手なことを書き出すことです。
箇条書きでもいいので、仕事に対して自分が苦手意識を感じていることや不安なことなどを紙に書き出してみましょう。
その中で、
・やればできること
・やりたくないこと
・できないこと
を分類していきます。
そして、それら3つのことについて対処法を考えていきます。
「やればできること」は心理的なハードルがそれほど高くないので、克服できる可能性は高く、克服できれば不安も消えていくはずです。
例えば、「初めて働く職場の仕事を覚えられるかな…」という苦手意識は、「未経験の工場の仕事でもマニュアルがあればやればできるかもしれない」と、やる前にあった不安に対処する方法が考えられるようになります。
「やりたくないこと」の場合は、まだ経験していない業種であれば、実際にやってみると意外と自分に合っている業種だったと新たな発見がある可能性もあります。
例えば、肉体労働や深夜帯の仕事をしたくないと思っていたけれど、いざ身体を動かしてみると楽しく業務を行えたり、深夜帯は職場や休憩室も静かだったりして、落ち着いて仕事ができたということもあり得ます。
「できないこと」に関しては、とても心理的なハードルが高いものです。
無理だと思うことは、まだやめておいて、できることやできそうなことからチャレンジしていきましょう。
未経験・初心者向けの仕事を探す
引きこもりの方は、若い時に就職活動に失敗して、そのまま仕事に就けないでいるケースが多いと考えられます。
そのため、履歴書に書く職歴が無かったり、経験もないと仕事に就けないなのではいかと心配になりますよね。
そこで、まずは「未経験者でも可」や「初心者も歓迎」など記載がある、採用のハードルが低い仕事から探していきましょう。
「やりたい仕事」に固執してしまうと、なかなか採用されないケースや、訓練を積まないととても初心者にはできない業務内容のものもあります。
1年でもいいので、履歴書の職歴になる仕事をして、仕事に対する自信を深めていきましょう。
社交不安障害の場合は、心療内科へ
人前に出たり、注目を浴びる状況に強い不安や緊張を感じてしまう引きこもりの方も多いのではないでしょうか?
「あがり症」とも言われますが、極度の場合は社交不安障害(SAD)の可能性も考えられます。
社交不安障害の方が不安を感じやすい環境は、「人前で話す」ことや「電話応対」などがあげられます。
これらに強い不安な症状がある場合は、一度お近くの心療内科やメンタルクリニックを受診されることをおすすめします。
まずはご自身のケアから始めてみましょう。
引きこもり脱出のための仕事の探し方
引きこもり脱出のための仕事の探し方は、主に3つあります。
・ハローワークで紹介してもらう
・求人(転職)サイトで検索する
・派遣会社に登録をする
詳しく解説していきますね。
ハローワークで紹介してもらう
ハローワークは、公共職業安定所とも呼ばれている厚生労働省の機関です。
就職が難しい就職困難者を支援する公的なセーフティーネットとしての役割を担っています。
就職活動の進め方の相談やどのような仕事にするか迷っている人には、キャリアカウンセリングなどもしてくれるため、一度相談するとよいでしょう。
また、履歴書の書き方や面接指導などの就職活動に役立つセミナーも実施しています。
就職活動するにあたって、頼りになる公的機関です。
求人(転職)サイトで検索する
求人(転職)サイトは、全国の求人をインターネットで検索して応募できるサービスです。
求人情報の掲載数がとても多く、検索条件も細かく設定できるので、自分にあった求人を探すのにぴったりのサービスと言えます。
第二新卒や若者向けの「リクルートエージェント」や「マイナビエージェント」、ビズリーチが提供する若者向け転職サービスの「キャリトレ」などがあります。
また、それらの求人情報を集めて検索できる「Indeed(インディード)」というサービスもあり、簡単に仕事を探すことができるでしょう。
こちらも検索条件を細かく設定できるため、引きこもりからの脱出として、最初の仕事を探すのには打ってつけのサービスと言えます。
派遣会社に登録をする
「アルバイトでは物足りないし、いきなり正社員は厳しい…」とお悩みの方は、派遣会社に登録をすることから始めるのもおすすめです。
派遣会社への登録は無料で出来ます。
派遣会社に登録すると、専任の紹介担当者がつき、様々な仕事を紹介してもらうことが可能です。
自分にとって自信のない仕事などの相談にものってくれるため、まずはできそうな仕事を紹介してもらって、経験を積むのが良いでしょう。
また、派遣社員には「登録型派遣」と「無期雇用派遣」の2種類があります。
一般的な派遣のイメージは、登録型派遣になると思いますが、2015年の法改正で始まった無期雇用派遣には、様々なメリットがあります。
通常の派遣社員は「同一の組織で3年以上勤務することができない」と定められていますが、無期雇用派遣になると同じ職場で働き続けることができます。
また、派遣会社によっては賞与制度や昇給制度、退職金制度などがある場合もあるなど、待遇面でも正社員と差はありません。
昔の悪いイメージが強い派遣社員ですが、引きこもりの方の仕事探しには強い味方になってくれます。
引きこもりの人が利用できる就労支援サービス
現在、引きこもりの方が利用できる様々な就労支援サービスが始まっています。
知りたい情報を提供してくれたり、直接的に支援するサービスなどもあります。
引きこもりの方の役に立ついくつかのサービスを紹介していきますね。
サービス① ひきこもり支援推進事業
ひきこもり支援推進事業とは、厚生労働省が取り組んでいる引きこもりの方のサポート事業です。
ひきこもり支援ポータルサイト「ひきこもりVOICE STATION」を開設して、引きこもりの当事者や家族に向けた役に立つ情報を提供しています。
また、引きこもりに特化した専門的な相談窓口としての「ひきこもり地域支援センター」も設置しており、引きこもり支援コーディネーターが訪問支援などを行っています。
引きこもり当事者を各関係機関とつなげてサポートなどしてくれる公的な支援なので、ぜひ活用してみてください。
サポート② 地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーション(サポステ)は、働くことに悩みを持つ15~49歳までの人に向けた就労支援を行う機関です。
厚生労働省が委託した若者支援の民間団体が運営しており、全国の都道府県に設置してあります。
まずは、地元のサポステに電話をして相談に乗ってもらいましょう。
サポート③ わかものハローワーク
わかものハローワークは、35歳未満の正社員を目指す人に向けた就職支援のサービスです。
就職支援専門の職員が、就職活動をマンツーマンでサポートしてくれます。
職業相談や紹介の他にも就職活動に必要な応募書類の添削などを無料で受けることができるので、ぜひおすすめしたいサービスです。
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