手に職がつく派遣社員の仕事はある?キャリアアップを目指したいなら考えたい職場選び
2021年08月09日公開

目次
変化の激しい時代には、「手に職をつける」のが一番だと昔からよく言われています。しかし実際はどうでしょうか? 未経験の派遣社員が手に職をつけ、キャリアアップすることはできるのでしょうか?
「手に職」をつけるために、稼ぎながら学ぶ
個人の力でお金を稼げるという魅力
手に職をつけることは、会社や職場が変わっても、その人個人の力で仕事ができ、お金を稼げるということを意味します。
技術や資格や経験を武器に、自分のキャリアアップ計画やライフスタイルに合わせて、どこへでも転職できるというイメージを持つ人も少なくないでしょう。
現場で働きながらスキルを高める
昔から一般的に「手に職」の代表格とされてきたのは、大工、調理師、理容師、美容師などがあります。
大工など、普段の生活の中でもよく見かける仕事の共通点は学歴などは関係なく、働き出してしまえば、現場でスキルを高められる点です。
「手に職」の近道とは
多くの人は資格取得というと、授業料・講習料を払って学校に行き、目指す職業とはまったく別の分野でアルバイトをしながら頑張って勉強する、と考えます。
また、最近は学校に通うのは費用も時間もかかるため、通信教育などを利用して短期間に簡単に取ろうとする人が増えています。
こうしたやり方を否定しませんが、かなり効率が悪いですし、通信教育などで取れる民間の資格は、持っているだけではほとんど稼ぎにつながりません。
ですから、それよりも実際に自分が将来目指す職業に近い職場で働き、そこで生活をするためのお金を稼ぎながら技術を磨き、経験を積むほうが「手に職」には近道です。
「手に職」の例(転職にも有効な、つぶしが効くキャリアや資格とは?)
工場系の職場で得られるスキルと資格
その点、未経験者や初心者も歓迎される工場系の職場で、派遣社員として勤めることは非常に現実的な選択でしょう。
工場系の職場では、将来にも役立つさまざまな資格が取得可能です。
ざっと挙げても、溶接技能者、フォークリフト運転技能者、危険物取扱者、衛生管理者、玉掛技能者、クレーン運転士、電気工事士、特定化学物質等作業主任者、安全管理者、マイクロソルダリング(微細はんだ)技術者、CAD、電子機器組立技能士など。
こうした資格は時給単価がアップしたり資格手当がついて給与的にも優遇され、自身の価値を上げる手段になります。
つぶしの効く人材になる
また、他の職場・職種への転職にもたいへん有利です。いわば、つぶしの効く人材になれる可能性が高くなるのです。
さらに複数の資格があれば選択できる職場の幅は大きく広がります。
例えば、玉掛技能者とフォークリフト運転技術者の資格を持っていれば、製造業と物流業、どちらの仕事も目指せます。より給与の高い仕事に出会える機会も増えるでしょう。
資格を取得したら、さらに実務経験を積んでスキルを磨き、自身のライフスタイルを優先する働き方も可能になるでしょう。
一見、遠い道のりに思えるかもしれませんが、派遣社員というアドバンテージを活かし、きちんと生活費を稼ぎながら目標を持って取り組めば、数年のうちに達成できるはずです。
「手に職」の注意点とおすすめポイント
資格を無闇に信じることは要注意
しかし、現代は、そうした技術や資格や経験があっても、誰でも十分に稼げるとは限らないことは知っておきたいポイントです。
なぜなら、社会の変化によって、求められる人材・仕事がどんどん変わっていくからです。
例えば、昔はタイピストと言って、タイプライターやワープロを打てるというだけで「手に職」だった時代もありましたが、今ではほとんど皆がワープロソフトを使えます。また、今でも残っている弁護士や税理士なども、資格を取得すれば一生安泰と言われていましたが、最近では食いっぱぐれていることもあるのです。
一方で、YouTuberなど、新しく生まれる職業もあります。
手に職をつけるためのポイント
手に職をつけるためのポイントは以上から3つです。
①働きながら(お金を稼ぎながら)身に付ける
効率的にスキルが身に付く点でお勧めです。また、派遣会社から、資格取得のサポートに積極的な職場を紹介してくれる場合もあるので、ぜひ相談してみましょう。
②社会のニーズを意識する
特別、やりたいということがない限りは、将来も機械化などの影響でなくなる可能性が低い仕事を選んだほうが無難だと言えます。調べながら、検討してみるのもいいでしょう。
③スキルを掛け合わせる
そのうえで、複数のスキル・資格を持ち、掛け合わせることで、つぶしの効く人材にもなり得ます。
うまくキャリアアップができるような、自分にあった職場をぜひ探してみてください。
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