【履歴書】工場の採用試験を受ける際の職務経歴書の書き方|書く際のポイントも解説
2023年01月25日公開

目次
工場の採用試験を受ける際は、履歴書はもちろん職務経歴書もとても重要です。
しかし、職務経歴書は履歴書のように一般的なテンプレートがないため、どのように書けばよいか悩む人もいるでしょう。
そこで今回は、職務経歴書に記載する項目をご紹介します。
職務経歴書を作成する上で意識するポイントと、工場の採用でとくに重要視される項目も解説するため、ぜひ参考にしてくださいね。
職務経歴書に記載する項目一覧
職務経歴書に記載する項目は、以下の通りです。
・タイトル・氏名・日付
・職務要約
・現在勤務中の企業
・過去の職務経歴
・活かせるスキル
・資格・免許
・自己PR
書式は自由ですが、採用担当者にわかりやすく書くことが重要です。
職務経歴書の見本を作成しましたのでぜひ参考にしてください。
赤字の部分が職務経歴書に記載する必須項目となります。
各項目について、具体的にどのようなことを書くのかを詳しく解説していきます。
タイトル・氏名・日付
タイトル、氏名、日付は職務経歴書に限らず各書類の必須項目です。
それぞれ、以下のような順番で見やすく記載しましょう。
タイトル:「職務経歴書」と記載し書類の最初に書く。目立つようにフォントを大きくして中央揃えにする。
日付:タイトルの下に作成した日付を西暦から記載。左揃えにする。
氏名:日付の直下にあなたの氏名を記載。日付同様左揃えにする
職務要約
職務要約には、あなたの職務経歴を簡潔に文章でまとめます。
所属期間や細かな業務内容は、企業ごとにこの後記載するため、わかりやすく短めに記載しましょう。
とくにアピールしたい職務内容をピックアップしながらまとめることがポイントです。
長文では要約になりませんので、300字前後でまとまるように意識するとよいでしょう。
・いつから
・どのような職務を担当し
・どのような成果を出したか
の3つを押さえると、短く内容の濃い職務要約が書きやすくなります。
現在勤務中の企業
職歴要約の後に、あなたが就業した企業の職務経歴をそれぞれ書いていきます。
まずは、現在勤務中の企業(現在休職中なら働いていた直近の企業)から書きましょう。
見本のように、まずは企業の基本情報である以下項目を記載します。
・企業名
・企業の事業内容、売上高、従業員数、資本金
その後、あなたが担当した業務内容の詳細を記載しましょう。
異動、もしくは同部署でも業務内容が大きく変わった場合は、その期間を記載して各内容を細かく書いていきます。
箇条書きや見出しを使って、採用担当者にわかりやすい書式を心がけましょう。
過去の職務経歴
今まで働いてきた企業が2社以上ある場合、過去の職務経歴の詳細も記載しましょう。
現在勤務中の企業の項目と同じ書式を使った方がわかりやすくなります。
過去の職務経歴が現在の仕事に活かせている場合は、向上心アピールのためにステップアップした経緯を書くとよいでしょう。
なお、職務経歴書は古い経歴から順を追う「編年式」、新しい経歴から順にさかのぼる「逆編年式」があります。今回の書式では最初に現在勤務中の企業(あるいは直近で働いた企業)を記載しているので、逆編年式がおすすめです。
活かせるスキル
あなたの今までの経験から、新しい職場に活かせるスキルを書いていきます。
箇条書きで活かせるスキルを書き出した後に、なぜそのスキルが新しい職場で活かせるのか根拠を書いていきましょう。
ポイントは、新しい職場で何を求められているのかを考え、マッチするスキルをアピールすることです。
どんなに素晴らしいスキルでも、新しい職場では使わないものならば、企業にとってメリットはありません。
企業側のニーズを的確に捉えているか判断される要因ともなるため、適切なスキルをピックアップしてくださいね。
資格・免許
あなたが取得している資格や免許を箇条書きで書き出します。
資格・免許の正式名称の後に、取得年月日の記載を忘れないようにしましょう。
新しい職場に関連する資格・免許を書くことが基本ですが、思わぬスキルを歓迎される可能性もあります。
一般的に「資格」「免許」と認められているものはすべて記載するのもよいでしょう。
自己PR
あなたの性格的特徴や長所、新しい仕事への意欲をアピールしましょう。
職務要約と同じく300文字前後で完結にまとめることがポイントです。
熱意は大切ですが、長すぎる文章は返って要点が伝わりにくくなってしまいます。
自己PRポイントが複数ある場合は、それぞれ見出しをつけてまとめることがおすすめです。
短く簡潔で内容の濃い文章を心がけ、職務経歴内容と重複する部分がないよう気をつけましょう。
職務経歴書を作成する上で意識するべきポイント3つ
職務経歴書の書き方によって、あなたの印象は大きく変わります。
的確に評価してもらうために、以下の点を意識して作成しましょう。
・過去の作業内容、実績、スキルは詳細に書く
・業務における自分なりの課題解決方法を具体的に書く
・常に向上心があることを示す
それぞれの項目について、詳しく解説します。
①過去の作業内容・実績・スキルは詳細に書く
過去の作業内容や実績、職場で役立つスキルは職務経歴書の重要なアピールポイントです。
わかりやすく明確に、かつ詳細に書きましょう。
作業内容については「担当製品」「担当業務」「使用した機械機器、ツールなど」をそれぞれ伝わりやすいようまとめることが大切です。
スキルの詳細を書く際は、どのように獲得したのかの経緯も記載しましょう。
②業務における自分なりの課題解決方法を具体的に書く
職務経歴書では、あなたが今までの職場で何に貢献したかを書くことも重要です。
与えられた仕事を的確にこなすのは最低ライン。
あなたがどのように日々工夫をしているのかアピールできれば、採用担当者の目に留まりやすくなるでしょう。
そのため、業務における自分なりの課題解決方法があれば、しっかり書いてください。
「〇〇のような工夫を行い、実際に職場では〇〇の効果があった」など、具体的に書くことがポイントです。
③常に向上心があることを示す
自己PRでは、常に向上心があることを示しましょう。
向上心が高い人は、仕事にも意欲的で成長速度も速いです。
そのため、モチベーションが高い人材を企業は求めています。
前述した業務における自分なりの解決方法のように、向上心がある理由として、具体的な内容を書けるとよいでしょう。
「常に向上心を持ち、顧客に満足いただける完成度を強く意識して仕事に取り組んでおります」「より技術を高めるために、〇〇の資格取得を目指して勉強中です」など、どのような行動をしているかまで書けると、高い向上心をアピールできます。
工場の採用においてとくに重要視される項目4つ
職務経歴書の内容はすべて大切ですが、工場の採用においてはとくに以下の項目が重要視される傾向です。
・過去から現在までの職歴
・活かせるスキル
・資格・免許
・自己PR
なぜ重要なのか、書き方のポイントと一緒に詳しく解説していきます。
①過去から現在までの職歴
今までの職歴は、あなたがどのように成長し何ができるのかを判断する重要項目です。
以下の点を具体的に記載しましょう。
・どのくらい(期間)
・何を(製造製品や加工素材)
・誰と(工場の人数・規模や一人作業か複数人の作業か)
・何を使って(扱える装置やできる加工方法)
・何をしたか(実績や成果、どのような改善を行ったか)
詳細を丁寧に書くことで、あなたの能力を的確に伝えられます。
企業もあなたが働いているイメージを掴めるため、採用の判断がしやすくなるでしょう。
また、職務経歴書で丁寧に内容を伝えると、仕事で重要な報告、連絡、相談を怠らない姿勢が伝わる可能性もあり、さらに印象がアップするかもしれません。
②活かせるスキル
活かせるスキルは、あなたが求人に記載された内容をよく読み、求人情報を理解しているかのアピールにもなります。
また、活かせるスキルが多いほど即戦力となりやすく、今後の成長も期待できるため、企業にとって価値のある人材と判断されやすいでしょう。
新しい職場で活かせるスキルがあれば、どのように培い、職場でどのように活かすのかを具体的に記載しましょう。
なお、どんなに高いスキルでも、勤務内容に関係ないスキルであればアピールしてもあまり意味を成さないため、関連性のあるスキルを記載してくださいね。
③資格・免許
資格や免許は、総合的なあなたの能力を評価する項目です。
一定の能力を保証するもののため、経験にプラスアルファとしてアピールできます。
求人の「歓迎するスキル・資格」に書かれているものを取得している場合は、先頭に書きましょう。
また「活かせるスキル」とは違い、資格や免許は客観的な事実を書くことが可能です。
といっても、求人内容とあまりにもかけ離れていたり、認知度が低く持っていても活用する場がなかったりする資格ならば記載する必要はありません。
自動車免許やパソコン系など一般的なもので、少しでも仕事で使う可能性がありそうな資格を記載しましょう。
④自己PR
自己PRは、あなたの人柄がわかる重要な情報を記載する項目です。
企業は一緒に長く働ける人材を求めているため、自己PRはとても重要だといえます。
仕事への意欲や、仕事をする上で大切にしていることなどを書きましょう。
また、今までの職務経歴の中で、自分が能動的に行った課題解決におけるプロセスや、チームリーダー経験があればチームのマネジメントなどの話を記載するのもよいでしょう。
あなたがなぜ求人に応募し、どのような働き方で貢献していこうと考えているかをアピールしてくださいね。
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職務経歴書は要点をまとめながらわかりやすく記載することがポイントです。
内容が素晴らしくても、見にくい職務経歴書だと、じっくり読んでもらえないかもしれません。
書式に決まりはありませんが、フォントを変えたり箇条書きを取り入れたりして、見やすい職務経歴書を作る工夫をしましょう。
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