フォークリフトの資格は履歴書にどう書けばいい?正式名称から志望動機の書き方まで解説
2022年11月13日公開

目次
フォークリフトは最大荷重によって必要な資格が変わるのをご存じでしょうか?
「フォークリフト資格取得」だけでは、あなたがどのフォークリフトを操作できるのかあいまいになってしまいます。
そのため、履歴書にフォークリフトの資格を記載する際は、正しい免許の正式名称や技能取得状況を書くことが大切です。
そこで本記事では、フォークリフト資格の正式名称と、履歴書に書く際の正しい書き方について詳しく解説します。
フォークリフト実務経験歴別に、フォークリフトの求人で志望動機を書く際のポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
フォークリフト資格の正式名称
フォークリフトにもさまざまな種類がありますが、必要な資格は最大荷重1トン以上と1トン未満に分けられています。
フォークリフトの資格は下記の2つです。
・フォークリフト運転技能講習(最大荷重1トン以上)
・フォークリフト運転特別教育(最大荷重1トン未満)
「運転=免許」のイメージがあるかもしれませんが、フォークリフトに免許はありません。
フォークリフトを運転するために必要な講習、教育を受けることで、フォークリフトを操作する資格を取得できます。
それでは、それぞれの資格について、詳しく解説していきます。
フォークリフト運転技能講習
最大荷重1トン以上のフォークリフトは、「労働安全衛生法施行令」の第二十条第十一号の「就業制限に係る業務」に該当します。
そのため、労働安全衛生規則に定められた必要な教育を受けなければ操作できません。
労働安全衛生法施行令
第二十条
十一 最大荷重(フオークリフトの構造及び材料に応じて基準荷重中心に負荷させることができる最大の荷重をいう。)が一トン以上のフオークリフトの運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務
出典:中央労働災害防止協会
引用:https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-1/hor1-1-7-1-0.htm
労働安全衛生規則
令第二十条第十一号の業務
一 フォークリフト運転技能講習を修了した者
二 職業能力開発促進法第二十七条第一項の準則訓練である普通職業訓練のうち職業能力開発促進法施行規則別表第二の訓練科の欄に定める揚重運搬機械運転系港湾荷役科の訓練(通信の方法によつて行うものを除く。)を修了した者で、フォークリフトについての訓練を受けたもの
三 その他厚生労働大臣が定める者
出典:e-GOV
引用:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=347M50002000032
最大荷重1トン以上のフォークリフト資格の正式名称は、引用した「労働安全衛生規則令第二十条第十一号の業務」に記載されている「フォークリフト運転技能講習」となります。
フォークリフト運転特別教育
最大荷重1トン未満のフォークリフト資格については、「労働安全規則」第三十六条第五号に記載されています。
労働安全衛生規則
(特別教育を必要とする業務)
第三十六条第五号
最大荷重一トン未満のフオークリフトの運転(道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)第二条第一項第一号の道路(以下「道路」という。)上を走行させる運転を除く。)の業務
出典:e-GOV
引用:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=347M50002000032
最大荷重1トン未満のフォークリフト資格の正式名称は、引用した「労働安全衛生規則(特別教育を必要とする業務)」の中に記載されている項目のため、「フォークリフト運転特別教育」となります。
フォークリフト免許を履歴書へ書く際の正しい書き方
フォークリフトの操作は免許ではなく資格になります。
前項で解説した通り、フォークリフト操作の資格は最大荷重別に2つあるため、履歴書には正しく記載しましょう。
それぞれの資格別に、履歴書への正しい書き方を紹介します。
フォークリフト運転技能講習の場合
履歴書の「免許・資格」の欄は、正しく簡潔に書くのがポイントです。
資格は正式名称を使いましょう。
今回は免許ではないため、「フォークリフト運転技能講習 修了」と記載してください。
なお、フォークリフト運転特別教育も修了していた場合は、記載する必要はありません。
なぜならば「フォークリフト運転技能講習修了」は1トン未満のフォークリフト操作も可能であることを表しているからです。
フォークリフト運転特別教育の場合
1トン未満のフォークリフト運転資格のみ保有している場合は、フォークリフト運転特別教育を受けた旨を「免許・資格」の欄に記載します。
正式名称は「フォークリフト運転特別教育」ですが、履歴書を確認する人事担当者が「フォークリフト運転技能講習」と混同する可能性もあるため、念のため「小型」をつけるとよいでしょう。
履歴書には「小型フォークリフト運転特別教育 修了」と記載しましょう。
フォークリフトの求人で志望動機を書くときのポイント
フォークリフトの求人に応募する際、資格のアピールだけではなく、志望動機も重要なポイントです。
志望動機はフォークリフトの経験の有無や熟練度によってアピールポイントが変わります。
ここからは、フォークリフトの実務経験、熟練度別に、志望動機を書くときのポイントを例文付きで解説します。
フォークリフト運転が未経験の場合
フォークリフトの実務経験がない場合は、フォークリフトの資格を取得しようと思ったきっかけや理由を述べ、職場に貢献したい気持ちをアピールしましょう。
また、応募した求人と同じ業界、近い業界で働いた経験もアピールポイントになります。
向上心とやる気を感じさせるポジティブな志望動機を考えてくださいね。
【例文】
〇年間倉庫での業務経験があり、フォークリフトの資格を取得する必要性を感じたため取得しました。フォークリフトの実務経験はありませんが、これから経験を積んで職場に貢献していきたいと思っております。
フォークリフト運転の経験が少ししかない場合
フォークリフトの実務経験が浅くても、未経験ではないことを充分アピールできます。
実務経験の期間をしっかり明記し、その上でフォークリフトの運転に向いていることを具体的にアピールしていきましょう。
フォークリフトは注意力とコミュニケーション力が求められる業務のため、職場の人間関係も大切にしていると付け加えるとより効果的です。
【例文】
フォークリフトの実務経験は〇か月です。前職では効率よくミスが少ないことを高く評価されました。仕事中は丁寧な報告や相談を心がけ、日頃から職場の人とコミュニケーションをとっております。
フォークリフト運転の経験がある場合
フォークリフトの実務経験がしっかりある場合は、具体的な年数や運転歴をアピールしましょう。
複数のフォークリフトを運転してきたなら、運転したフォークリフトの種類を明記するのもよいでしょう。
人事担当者が履歴書を見た際に、実際の運転技術が想像しやすくなります。
経験を活かした将来的な展望まで書けるとベストです。
【例文】
フォークリフトの実務経験は〇年あります。運転経験のあるフォークリフトは〇〇、〇〇、〇〇です。前職では倉庫で建築資材を扱っておりました。積み下ろし、荷物の移動や整理を担当し、安全で正確な作業を行ってきた実績があります。今後も事故やミスのない仕事を続けて、職場に貢献していきたいです。
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フォークリフトの資格は2種類あるため、履歴書に書く際は注意が必要です。
正式名称をきちんと書き、志望動機で自分の経験を最大限アピールしましょう。
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