ニート向け自己PRの例文8選!書き方を手順に沿って解説
2023年04月05日公開 2023年05月09日更新

目次
「現状を変えたい!」「安定した仕事をみつけて経済的に自立したい!」と思い始めたニートの方にとって、最初の難関となるのが自己PRという高い壁。
今回はそうしたニートの方たちに向けて、どのように自己PRを作成すればよいのかを詳しく解説していきます。
自己PRに何を書くべきかわからない、面接で質問される場面を想像しただけで不安になるというニートの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
自己PRとは?
結論から言うと、自己PRとは企業に「自分がどんな人間であるか」を伝える項目です。
履歴書やエントリーシートに必須なのはもちろん、面接で聞かれる定番の質問と言ってよいでしょう。
中には自己PRを過去の輝かしい経歴・経験などを披露する場と誤解されている方もいますが、自己PRは企業と求職者の相性を図るものです。
だからこそ、あらかじめ自己分析や企業分析を行い、しっかりと準備をしておく必要があります。
ここからは、より自己PRへの理解が深まるよう、2つの項目に分けて見ていきましょう。
▼自己PRの基本
- ・必須要素3つ
- ・嘘をつくとどうなる?
必須要素3つ
自己PRには必要な要素が3つあり、すべてを満たすことが大切です。
▼必須要素
- ・あなたがどのような人間なのか伝える
- ・面接官の不安を取り除く
- ・仕事に対しての熱意と意欲の高さを伝える
これらのポイントは、ニートであっても変わりません。
あなたがどのような人間なのかは、性格や考え方を述べながら伝えましょう。
企業側が見ているのは、その人と企業との相性です。
飾ることなく素の自分を正直に伝えた方が、就職後のミスマッチの確率を減らせます。
一方、面接官の不安を取り除くには「ニートになった経緯」と「社会復帰しようと思ったきっかけ」をセットで説明する方法が効果的です。
「ニートになった経緯」で正直さを、「社会復帰しようと思ったきっかけ」でメンタルの強さをアピールしましょう。
3つ目の必須要素である「熱意と意欲」は、ニートの方にとって最も強くアピールすべきポイントです。
ニートの方は働いていない期間がある分、他の人よりアピールできる職歴やスキルが少ないのが難点。
この点を補うには、仕事への熱意や意識の高さが大きな武器になります。
嘘をつくとどうなる?
当たり前ですが、面接で嘘をつくことは決してしてはいけません。
企業の人事は大勢の求職者を面接しているため、嘘を見破るスキルを備えています。
嘘だと判明した時点で、面接を通過する確率は0%になってしまうのです。
仮に、嘘をつき通して選考に通過することができたとしても、入社後に苦労するのは明白。
面接や履歴書をもとに配属や仕事内容が割り振られるため、自分のキャパシティ以上の仕事が舞い込むこともあるのです。
その結果、仕事ができないという印象を与えてしまうだけでなく、「就活で嘘をついた非常識な人」というレッテルを貼られてしまいます。
このような状況になると同僚からも会社からも信頼されなくなり、リストラの対象になりかねません。
中には職場での居場所を失って自主退職し、再びニート生活に逆戻りしてしまう人もいます。
こうした悪循環を避けるためにも、就活で嘘をつくことは必ず避けましょう。
ニートが自己PRを書けない「理由」と「対策」
ニートの方が自己PRを書けない理由として、下記の3点が挙げられます。
▼自己PRを書けない理由
- ・アピールできるような経験がない
- ・性格的に自分をアピールできない
- ・面接への不安
ここでは、具体的な対処法について理由別に解説していきます。
▼参考
ニートの履歴書の書き方|ニート期間の記載の仕方や注意点を紹介!
アピールできる経験がない人の対処法
資格・スキル・職歴・経験の少なさを悲観するよりも、「自分には何がアピールできるのか」を「日常生活の中」から探すところからはじめましょう。
そもそも、自己PRは特別な経験を自慢する場ではありません。
たとえば、下記のように日常的な出来事であっても立派なアピールポイントになるのです。
▼日常生活のアピールポイント
- ・1度も遅刻や欠勤をせず、1年間アルバイトを続けた
- ・仕事ぶりが認められ、アルバイトの時給がアップした
- ・祖父母と同居しているので、年上とのコミュニケーションが得意
- ・弟や妹が多い長男気質
- ・日頃から夜型なので、夜勤に自信がある
さらに、日常的な経験から得た「気づき」を織り込むことで、成長する可能性を印象づけられます。
性格的に自分をアピールできない人の対処法
元々の性格が内向的で、自分をアピールすることが苦手な方もいるでしょう。
とくにニート生活が長い人ほど自信が薄れていき、冷静に自己分析できない傾向が見られます。
そこでおすすめしたいのが、第三者に客観的な視点から自己分析をしてもらう方法です。
ネット上で提供されている無料の自己分析ツール、あるいは当サイトのような派遣会社や就職エージェントなどを頼るのも良いでしょう。
第三者に評価してもらうことで、自分では気づけなかったPRポイントが見えてくるかもしれません。
面接への不安を抱えている人の対処法
「面接で答えづらい質問をされたらどうしよう」「緊張してうまく話せないかも」といった不安から、自己PRがまとめられない人もいるでしょう。
最良の対策は、本番で聞かれそうな質問をあらかじめ想定し、回答を準備しておくこと。
中には、事前に調べてあるという安心感が自信につながり、本番の面接で120%の力を出せる人もいます。
たしかに、自己PRは重要な要素ですが、それだけで選考の合否が決定するわけではありません。
面接でのさまざまな質問、対面での印象、丁寧に書かれた履歴書などが総合的に評価されるのです。
企業が若年の求職者に求めていること
ここでは、上記の公的なデータを元に、企業が人材を雇う際に重視しているポイントのランキングをご紹介します。
▼企業が重視しているポイント
- ・1位:職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神
- ・2位:コミュニケーション能力
- ・3位:マナー・社会常識
▼参考
ニートにおすすめの就職先12選!就職を成功させるポイントも解説
ニートから抜け出すには工場派遣での就職がおすすめ!理由や給料相場も解説
1位:職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神
企業が最も注目しているのは、求職者の意欲やチャレンジ精神といったモチベーションです。
そのため、ニートの方は「絶対に現状を変えたい!」「チャンスが貰えたら頑張れる!」など、モチベーションの高さを伝えましょう。
何としても今の状態・自分を変えたいという熱意は、他の人にはない大きな武器になるはずです。
2位:コミュニケーション能力
2番目に企業が重視しているのは、コミュニケーション能力です。
営業職だけでなく、工場勤務・清掃スタッフ・事務職などあらゆる職種で最低限のコミュニケーション能力は必要です。
ただし、できるだけ他人との関わりを避けてきたニートの方であっても、気後れする必要はありません。
最低限のコミュニケーション能力とは、仕事に関する情報を漏れなく報告できる力、自分の考えを言語化して相手に伝える力を指しています。
つまり、「初対面の人と打ち解けるまで時間がかかる」または「集団行動が苦手」という方でも、最低限ホウレンソウ(報告・連絡・相談)さえ守ることができれば問題ないのです。
3位:マナー・社会常識
マナーや社会常識も、企業が注目している要素の一つです。
具体的には、面接室に入る前にノックをしたか、ネクタイが乱れていないかなどがチェックされます。
こうしたマナーや社会常識などは言動や身だしなみなどから判断されるため、事前に模擬練習をしておくとよいでしょう。
第三者に面接官役を代行してもらうと、より改善ポイントが明確になります。
また、エントリーシートの誤字脱字もチェックされるため、記入ミスは厳禁です。
ニート向け自己PRの作成手順
ここからは、ニートの方に向けて自己PRを作成するための6つのステップをご紹介していきます。
▼ニート向け自己PRの作成手順
- ・ステップ1:自己PRの基本構成を知る
- ・ステップ2:自己分析
- ・ステップ3:企業分析
- ・ステップ4:アピールポイントの決定
- ・ステップ5:結論から書く
- ・ステップ6:エピソードと企業への貢献度を書く
ステップ1:自己PRの基本構成を知る
まずは自己PRの基本的な構成についてです。
理想的な自己PRは、以下の3つの要素で構成されています。
- 自分の強みを一言で表す
- 具体的なエピソードを盛り込んで、説得性を高める
- 自分の強みが会社にどう貢献できるかを説明する
最初に自分の強みを端的に伝えることで、強く印象づけられます。
また、自己PRの失敗例としてありがちなのが、ついつい余計な説明が増えたり言い回しが長くなったりと、完結にまとまっていないケースです。
その点、上記の構成に沿って作成すれば、過不足なくスッキリまとめられます。
ステップ2:自己分析
自己PRの作成で欠かせないのが自己分析です。
自己分析を行うことで強みや弱み、性格、得手不得手などがわかります。
自己分析のやり方はさまざまですが、今回は自分で行う方法と客観的に行う方法を簡単にご紹介しましょう。
自分で行う場合、まずは勉強や運動、人間関係など思いつく限りのさまざまな事柄に対して好き・嫌い、あるいは得意・不得意を選別していきます。
さらに、なぜその判断をしたのか、具体的なエピソードなどで肉づけしていきましょう。
なぜ?どうして?を突き詰めることで、自分の思考パターンが徐々に浮き堀になってきます。
一方、客観的な視点から自己分析を行う場合は、インターネット上の自己分析ツールを用いるか、派遣会社などで提供している模擬面談を試してみましょう。
過去の膨大なデータから、自分がどのタイプに当てはまるのか客観的な答えが見つかれば、より効果的な自己PRが完成するはずです。
ステップ3:企業分析
企業分析を行うことで、対策が立てやすくなります。
募集している職種ではどのような能力を求められているのか、どのような人が活躍しているのかなどを分析しておくことで、企業が求めている人物像に沿ったアピールができます。
また、しっかりと企業分析を行えていることが面接官に伝われば、意欲が高いと評価されて好印象を残すことができるので一石二鳥です。
ステップ4:アピールポイントの決定
自己分析と企業分析の結果から、「自分の強み」と「企業のニーズ」を照らし合わせて、最も効果的なアピールポイントを決定しましょう。
エントリーシートや面接で伝えられることには限りがあるため、1つだけに絞るのがセオリーです。
候補が複数ある場合は、アピールポイントごとに自己PRを作成し、完成してから見比べてみると選びやすくなります。
ステップ5:結論から書く
自己PRを作成する際は、必ず結論から書きましょう。
企業側が知りたいのはどのような強みを持っていて、それが企業の求める人物像とマッチしているかどうかです。
たしかに、エピソードや入社後の活かし方には長所を印象付けたり、説得力を強めたりする効果があります。
しかし、あくまで一番重要なのは「どんな強みを持っているか」であり、この優先順位は不動です。
相手が求めている答えこそ、最初に伝えるべきしょう。
ステップ6:エピソードと企業への貢献度を書く
最後のまとめとして、裏付となるエピソードを添えつつ、自分の強みが会社にとって役に立つとアピールしましょう。
前述した企業分析が不十分だった人は、エピソードと企業への貢献度が的外れな内容になりがちです。
自己PRの締めになるため、マイナスな印象を与えないよう最後まで気を抜かずに自己PRを完成させましょう。
ニート向け自己PRの書き方テクニック
ここでは、ニートならではの悩みを簡単に解決してくれるテクニックについてご紹介します。
下記のテクニックを用いれば、「どうしてニートになったの?」「なぜ無職の期間が長いの?」といった厄介な質問も怖くはありません。
▼ニート向けのテクニック
- ・短所と長所を反転させる
- ・1つの短所を克服して2つの長所を手に入れた
▼参考
ニートから就職することも可能!就職するために意識するポイントとは?
短所と長所を反転させる
1つ目は、あえて短所から始めるテクニックです。
自己PRは長所から始まるパターンがデフォルトとされていますが、実は下記のようなデメリットが見過ごされています。
▼長所から始めるデメリット
- ・パターンがありがちで、他の人と差別化できない
- ・最後に述べた短所の方が印象に残る
- ・長々と長所を説明するほど、自己主張の強さが裏目に出る
- ・まるで自慢話を聞いているような気分になる
反対に、あえて短所から始めることで下記のような効果が期待できるのです。
▼短所から始めるメリット
- ・他の人と違う分、印象に残る
- ・創意工夫が伝わる
- ・正直さが伝わる
- ・自分の弱さを認める勇気がある
1つの短所を克服して2つの長所を手に入れた
2つ目のテクニックは、上記の応用編です。
面接官はニートに対し、「採用してもすぐ辞めるのでは?」「他のスタッフとコミュニケーションが取れないのでは?」といった不安を抱えています。
だからこそ、ニートになった理由が定番の質問になっているのでしょう。
そこでおすすめしたいのが、最初に述べた短所によって2つの長所を手に入れた、という自己PR方法です。
▼短所①:「私は小心者です」
- ・小さな失敗でニートになったが、忍耐が足りなかったと自覚できた
- ・失敗を恐れるからこそ、確認を徹底するようになった
▼短所②:「他人からの評価を気にしすぎる性格です」
- ・人間関係がうまくいかずニートになったが、他人との距離感に気を配るようになった
- ・自分がどう思われているか、相手の考えや周囲の空気を察知できるようになった
ニートの原因となった短所があったからこそ成長できた、というストーリーが面接官に伝われば、企業側が抱えている不安は薄れるでしょう。
ニート向け自己PRの例文8パターン
ここからは、ニート向け自己PRの例文を8パターンご紹介します。
書きたいテーマに合わせて参考にしてみてください。
▼自己PRの例文
- ・「根気強さ」をアピールする例文
- ・「慎重さ」をアピールする例文
- ・「几帳面さ」をアピールする例文
- ・「真面目さ」をアピールする例文
- ・「素直さ」をアピールする例文
- ・「気配りの良さ」をアピールする例文
- ・「コミュニケーション能力」をアピールする例文
- ・「好奇心」をアピールする例文
「根気強さ」をアピールする例文
私の強みは根気強く物事を続けられることです。4歳の時に始めた野球を18年間続け、大学野球までやり抜きました。高校のころには手術を受けるほどのけがをしましたが、何としてもグラウンドに戻ってやるという執念から、1日もリハビリを欠かすことなく、全治4か月かかると言われていた怪我を3か月で完治させた経験があります。こうした経験から、何事もあきらめないことが大切であることを学びました。入社後は私の強みを活かして、どのような困難があったとしても必ず同期の中で営業成績トップを目指したいと考えています。
この例文は、最後に自分の強みを入社後に活用できると、向上心をアピールしているのがポイントです。
強みの活かし方を書きつつ、企業の求める人物像にも沿って自己PRを締めくくっています。
「慎重さ」をアピールする例文
私の強みは何事も石橋を叩いてから渡る慎重さです。これはきちんと計画を立てて先を見通してからでないと、不測の事態に陥る可能性が高くなってしまうためです。学生時代、日本を縦断していた際、スタート地点からゴール地点まできっちりと計画を立て、さらにトラブルが起きそうなポイントをあらかじめピックアップしておいたことで、電車が動かなくなった時でもしっかりと迂回路を使って回避できました。この経験から、事前準備の重要さを、身を持って学べました。こうした経験を活かして、お客様へ提案する際も徹底的な事前準備のもと、有意義な時間を提供できるような社会人になりたいと考えています。
この例文の最大のポイントは、最初の結論の箇所で表現を工夫している点です。
単純に「私の強みは慎重さです」と述べるよりも、印象的な文章になっています。
「几帳面さ」をアピールする例文
私は何事も几帳面にこなさないと気が済みません。神は細部に宿ると考えているためです。大学のサッカー部で活動していたころ、他の部員はグラウンドに応じて1~2種類のスパイクを準備していましたが、私は最低でも4種類は準備していました。土、人工芝、天然芝のほかスリップしやすいグランド用、さらに練習用と試合用も分けていました。こうしたこだわりを持っていた結果、どのようなグラウンド状況でも安定したパフォーマンスを維持することができ、2年生で唯一のスタメン入りも果たしています。また、グラウンドに適したスパイクを履くことで体への負担が最小限に抑えられたので、4年間で1回もケガをすることはありませんでした。この経験から、入社後も細部にまでこだわりお客様の想像を超えるような設計を手掛けていきたいと考えています。
この例文では、過去のエピソードを詳細にわかりやすく述べている点がポイントです。
具体的に種類や数を書くことで、他者と自分との違いがよりわかりやすくなっています。
「真面目さ」をアピールする例文
私は器用貧乏でした。そのため、いろいろなことを始めては、すぐに人並みのレベルに達して飽きて辞めてしまった苦い経験があります。しかし、前職を退職してから始めたオンラインゲームでは人並みのランキングになっても愚直に続けた結果、国内ランキングでトップ100位に入るレベルまで成長できました。この経験から継続することの大切さを学び、さらに他のゲームに目移りすることなく、1つのゲームだけを集中して続けることで上達速度が上がることもわかりました。今後も、私の強みを活かしてコツコツと成長していきたいと考えています。
こちらは、先に短所を述べる書き方です。
エピソードを交えて説得力を強化したうえで最後に長所を述べているため、より印象に残りやすくなっています。
「素直さ」をアピールする例文
私の強みは素直であることです。私は営業のインターン先で先輩からいただいたアドバイスがどんなに耳に痛い内容でも受け入れて、改善していきました。すると、同期よりも早く契約を結ぶことができ、どんどん営業成績も伸びていきました。しかし、どんなアドバイスでも受け入れていた結果、自分のスタイルを見失いスランプに陥ったのです。ここで私は、初めてアドバイスされた理由を理解していなかったことに気付き、素直に受け入れるだけではダメだと学びました。入社後は、まずはアドバイスを素直に受け入れたうえで、なぜ改善が必要なのか、何を求められているのかを考えながら成長していきたいと考えています。
この例文では「素直」さをアピールしつつ、さらに成長できる「のりしろ」があると伝えています。
先輩や上司のアドバイスは、素直に受け入れるのが基本です。
しかし、企業が人材に求める要素の第1位にチャレンジ精神がランクインしている通り、より成長するには自分の頭で考える自主性も欠かせません。
「気配りの良さ」をアピールする例文
私は気配りができる人間であると自負しています。これは、私がボランティアとしてカンボジアに滞在していた際、たとえ言葉が通じなくても観察によって現地の方が何を求めているのか、推測できると気付いたことが大きなきっかけでした。注意深く観察してみると、日本人の時間に対する正確さが現地の人に負担になっていると気が付いたのです。そこで私は日本人ボランティアたちに、その日の気候や現場の雰囲気に応じて早上がりしたり休憩を長めに取ったりと、柔軟に対応してみようと提案してみました。この提案が認められたことで現地のカンボジア人もストレスなく働くことができ、結果としてより高い生産性で動けるようになったのです。この経験から、気配りがあってこそ臨機応変に対応できると学びました。入社後は、気配りだけでなく臨機応変に対応することで取引先やお客様からの要望にも柔軟に答えて行きたいと考えています。
この例文のポイントは、自己PR文の冒頭です。
私の強みは~と述べるのではなく、「自負しています」と表現することで他の人と差別化を図っています。
「コミュニケーション能力」をアピールする例文
私の強みはコミュニケーション能力です。しかし、この強みが裏目に出てしまい、友人との関係が拗れてしまったことがあります。飲み会や遊びの場で知らない友人同士を呼んでしまい、両方からクレームを受けたのです。この影響から、しばらくの期間友人と気まずくなっていましたが、きちんと反省し謝罪することで以前よりも仲良くなれました。このことから、自分にとっては当たり前でも他人を不快にさせることもあると学びました。貴社でも、スタッフ間の仲介役として潤滑剤のような存在になれるよう、それぞれの考え方を汲み取って、すり合わせたいと考えています。
この例文は強みを活かした経験ではなく、裏目に出た経験を述べています。
他の人よりも「失敗から得た学び」に対する説得力を、強化したい時に用いる手法です。
「好奇心」をアピールする例文
私の強みは好奇心です。私は幼少期からさまざまなことに興味を持ち、小学生のころに興味をもった昆虫が今では研究対象となっています。かつては広く浅く興味を持っていましたが、大学で研究をするようになってからは特定の対象について深く知ることの面白さに気がつけました。深掘りするほど多くの疑問が浮かび、さらに連鎖的に興味が広がっていくため、探求心が尽きません。この経験から、好奇心さえ失わなければ、1つの研究を極めながら研究者として世界を広げていけることを学びました。貴社でも研究対象を調べるだけでなく、その研究から派生してさまざまな可能性を探りたいと考えています。
この例文は、経験から得た学びが強みに直結しているのが特徴です。
また、入社後に強みを活かす方法が具体的に表現されており、志望度の高さが伝わります。
まとめ:自己PRは寮付き求人.comに相談しよう!
ニートの方の多くが自己PRの作成に苦戦していますが、だからと言って悲観的になる必要はありません。
たしかに仕事探しにおいて不利なイメージは拭えませんが、ニートの経験を逆手にとって強みにすることもできるのです。
「仕事を見つけてニートを卒業したい!」という方は、ぜひ当サイト「寮付き求人.com」を活用してみてください。
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