会話が苦手な人におすすめの仕事9選!強みを生かす方法とは?
2023年04月10日公開

目次
会話に苦手意識があると、仕事の選択肢が少なくて、条件に合う求人がなかなか見つからないかもしれません。
しかし、会話の苦手さはデメリットばかりではなく、実は強みになることもあるのです。
自分の強みをしっかり把握して活かせれば、活躍できる場は広がるでしょう。
そこで今回は、会話が苦手な人におすすめの仕事をご紹介します。
会話が苦手な人の強みと弱み、対処法なども詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
会話・コミュニケーションに苦痛を感じるお仕事シーンランキング!
会話やコミュニケーションが苦手な自覚があっても、仕事で苦痛を感じる具体的なイメージが持てない人もいるでしょう。
仕事のミスマッチを防ぐには、自分が何に苦痛を感じるのかを「頭で理解すること」が大切です。
「自分では思いつかない…」という人は、他の人の意見を参考にしてみてはいかがでしょうか。
参考資料として、株式会社ビズヒッツが2020年3月に実施した「仕事上のコミュニケーションにおいてどんなときに苦痛を感じるのか」、についてのアンケート結果をご紹介します。
出展:株式会社ビズヒッツ
上記のアンケート結果から、仕事で臨機応変な会話を求められる場面に、苦痛を感じる人が多いとわかります。
とくに、電話対応は声だけが手がかりなので、苦手とする人が多いようです。
また、仕事とは直接かかわりがない「世間話」「ランチ・休憩時間・飲み会」「挨拶」が10位以内にランクインしているのも注目点でしょう。
仕事として求められる会話とは違い、正解がない雑談に苦痛を感じるのは、コミュニケーションに苦手意識がある人の特徴かもしれません。
会話・コミュニケーションが苦手な人は2パターンに分けられる!
会話やコミュニケーションが苦手な人は、大きく2パターンに分けられます。
- ・自己主張が苦手な人
- ・会話のキャッチボールが成立しない人
自己主張が苦手な人は、自分から声をかけられなかったり、話しかけられてもうまく答えられなかったりするのが特徴です。
人と打ち解けるのに時間がかかるため、とくに初対面やよく知らない相手との会話に苦手意識があります。
何を話して良いのかわからず口数が極端に減る、あるいは無言の「間」に強い緊張を感じる人もいるでしょう。
「自分と話しても相手はつまらないだろう」という自信のなさが、会話やコミュニケーションの苦手意識をさらに強めてしまいます。
一方、会話のキャッチボールが成立しない人は、よくしゃべるのが特徴です。
自分の話ばかりで、相手の話を遮ってしまうことも少なくありません。
思いついた瞬間に言葉が口から出るので、「会話に脈絡がない」「いつ話題が変わったの?」といった唐突な印象を与えがちです。
言葉数が多い割に、会話が盛り上がらないケースも多いでしょう。
一見、2つのパターンは真逆のようですが、実は根っこに「無言の間が怖い」という共通点があります。
前者は無言が怖くて人と関わりを持てず、後者は無言の気まずさを避けるために一方的に会話をしてしまうのです。
自分がどちらのパターンにあてはまるのかを知ることが、仕事での会話やコミュニケーション問題を解決するヒントになります。
会話・コミュニケーションが苦手な人の「弱み」
会話やコミュニケーションが苦手な人には、以下のような弱みがあります。
- ・「自己肯定感」が低く自分に自信がない
- ・人前だと緊張して、自分から話しかけられない
- ・チーム作業に必須の「報告・連絡・相談」が不十分で、業務が滞る
- ・人の話を聞くのが苦手で、「会話のキャッチボール」が成立しない
- ・人間関係のストレスを溜め込みやすい
自分の弱点を自覚することは、克服する第一歩です。
しかし、自己肯定感の低さから、会話やコミュニケーションの苦手さを克服できるイメージが持てません。
「どうせうまくいかない」「自分はダメだ」とネガティブに陥りがちです。
そのため、人前では極度に緊張し、さらに会話やコミュニケーションへの苦手意識が強まってしまいます。
仕事においては「会話を避けがち」という行動が弱みに繋がります。
伝えるべき「報告・連絡・相談」もためらってしまい、業務が滞ることもあるのです。
また、会話のキャッチボールが成立しないと、仕事内容が的確に伝わらないリスクも高まります。
結果、ミスが増えて仕事への自信が持てなくなります。
仕事をこなす十分なスキルを持っているのに、人間関係や伝達で躓いてストレスを溜めていく人も多いでしょう。
会話・コミュニケーションが苦手な人の「強み」
会話やコミュニケーションが苦手な人だからこその強みもあります。
- ・自分を省みる力がある
- ・もくもくと仕事をこなす集中力
- ・慎重でミスが少ない
- ・相手の感情を読み取って周囲の空気を察することができる
それぞれの強みについて、詳しく解説していきましょう。
自分を省みる力がある
「自分は会話やコミュニケーションが苦手だ…」と落ち込むこともあるでしょう。
それこそが、あなたの強みと言えます。
自覚があるのは自分を省みて「何が悪かったのか」を考えている証拠であり、成長には欠かせない要素です。
考え方の方向性を少しずらすだけで、自分の問題点と向き合って解決できるようになるかもしれません。
もくもくと仕事をこなす集中力
会話やコミュニケーションの苦手さは、「会話やコミュニケーションがなくても苦痛ではない」という強みにもなります。
静かに作業するのが苦手な人から見れば、もくもくと仕事をこなせるのは素晴らしい長所です。
会話やコミュニケーションの場面が限られ、基本的に無言で仕事ができる環境であれば、高い集中力を発揮する可能性があります。
慎重でミスが少ない
会話やコミュニケーションの苦手さから「これ以上迷惑をかけてはいけない」と思い、慎重に仕事に取り組むのもあなたの強みです。
とくに自己主張が苦手なタイプは、闇雲に手を出さず1つずつ確認しながら慎重に仕事ができるので、他の人よりミスが少ない傾向がみられます。
ミスの少なさは大きな信頼につながります。
あなたが思っているよりもずっと、周囲から頼りにされているかもしれません。
相手の感情を読み取って周囲の空気を察することができる
慎重でミスが少ない強みは、人間関係にも役立ちます。
自分から主張するのが苦手なのは、相手の気持ちや考え方を優先しているからでしょう。
「どう発言すべきか」を慎重に考えているので、相手の感情を敏感に読み取れるようになります。
積極的な行動が苦手でも、その場の空気を察してリスクを回避できている場面が多いはずです。
会話が苦手な人に向いていない仕事の特徴2つ
会話が苦手な人は、不特定多数と話すシチュエーションが多い、以下のような仕事は向いていないでしょう。
- ・さまざまな確認が必要な仕事
- ・ヒアリング力が求められる仕事
チーム作業が多く連携が求められる仕事は、常に最新の情報を共有しておく必要があるため、仕事を進める上で確認事項が多くなります。
会話が苦手な人でも自主的に声をかけ、細やかなコミュニケーションを徹底しなければなりません。
チームで責任を抱えるプレッシャーもあるため、会話が苦手な人ほど強いストレスを感じがちです。
一方、ヒアリング力が求められる仕事には、テレアポなど会話を中心とした業種が含まれます。
とくにサポートセンターなどインバウンドの仕事は、会話の相手が毎日変わるうえ、苦情にも対応しなければなりません。
マニュアルがあっても臨機応変さが求められるので、会話が苦手な自覚がある人には不向きな仕事です。
会話が苦手な人に向いている仕事の特徴3つ
会話やコミュニケーションが苦手な人には、強みが活かせる以下のような仕事が向いています。
- ・「同僚との関わり」が少ない仕事
- ・「社外の人との関わり」が少ない仕事
- ・「話す内容」がマニュアル化されている仕事
同僚との関わりが少ない仕事を選べば、仕事中の会話は最小限で済みます。
もくもくと作業するのが得意、という強みも充分に活かせるでしょう。
とはいえ、同僚との関わりが少ない仕事の種類は限られています。
選択肢を広げるには、「社外の人」との関わりが少ない仕事から選ぶのがポイントです。
会話が苦手でも毎日顔を合わせる社内の人なら、次第にコミュニケーションにも慣れていきます。
また、話す内容がマニュアル化されている仕事であれば、たとえば接客業でも快適に仕事ができる可能性は高いです。
会話が苦手でも丁寧にマニュアルを守る人は、社内からも社外からも信頼を得られるでしょう。
▼参考
会話が苦手な人におすすめの仕事9選!
会話が苦手な人には、以下のような仕事がおすすめです。
- ・工場・倉庫での作業
- ・ビルメンテナンス
- ・IT系
- ・データ入力
- ・一般事務
- ・ドライバー
- ・警備員
- ・清掃業
- ・職人系
それぞれの仕事内容やおすすめの理由、注意点について詳しく解説します。
工場・倉庫での作業
工場や倉庫で作業する仕事は、1人ずつ担当が決まっているケースが多いため、「会話は必要最低限ですませたい!」という方におすすめです。
もくもくと丁寧にミスなく作業できる人は、職場での評価も高い傾向にあります。
とくにおすすめなのが以下の職種です。
- ・組み立て作業
- ・ライン作業
- ・ピッキング
- ・品質管理
- ・フォークリフトオペレーター
組み立てやライン作業は、マニュアルが細かく設定され内容が決まっているので、最小限の会話で仕事が完結します。
また、ピッキングや品質管理、フォークリフトなどは、経験を積むことで収入アップが期待できる仕事です。
これらの職種は求人数も多く、仕事の就きやすさもメリットと言えるでしょう。
ただし、内容によっては体力や集中力が必要なので、会話以外の適性も見極めることが大切です。
▼参考
工場勤務のメリット9選!メリット・デメリットを理解し工場勤務を目指そう
ビルメンテナンス
ビルメンテナンスとは、商業施設やオフィスビルなどで警備(監視カメラチェックを含む)や掃除、施設管理などを行う仕事です。
ビルの規模にもよりますが、1人で巡回や監視をする場合も多くお客様への対応もないので、会話が苦手な人に向いています。
ただし、ビルメンテナンスの仕事は夜勤も多いので、夜の活動が苦手な人や不規則な生活に自信がない人は、避けた方がよいかもしれません。
IT系
以下のようなIT系の仕事は、パソコンに向かってもくもくと作業する時間が長いので、会話が苦手な人にもおすすめです。
- ・システムエンジニア
- ・プログラマー
- ・イラストレーター
- ・Webデザイナー
- ・動画編集
「専門知識が必要では?」とハードルの高さを感じるかもしれませんが、需要が多いため、実務経験がなくても知識さえあれば採用されやすい仕事です。
仕事をしながらスキルや経験を積めば、収入アップも充分に期待でき、中には在宅ワークOKの求人もあります。
ただし、仕事中の会話はゼロではありません。
お客様のニーズを深く理解することが求められるため、一定のコミュニケーションは必須です。
データ入力
タイピングが苦にならない人には、データ入力もおすすめです。
データ入力は伝票や住所など、指定されたデータを定められたシステムやフォーマットにひたすら入力します。
会話は最小限ですし、難しいスキルも必要ありません。
求人によっては在宅ワークも可能なため、他人との関わり自体を避けたい方にも人気の仕事です。
ただし、在宅向けのデータ入力は報酬の相場が低く、収入面では満足できないかもしれません。
報酬で選ぶなら、出来高制の在宅ワークよりも、時給が決まっている仕事の方がおすすめです。
一般事務
一般事務にとって、コミュニケーションの対象となるのは、基本的に社内のスタッフのみ。
社外の人と会う機会が少ないため、会話が苦手な人にもおすすめの仕事です。
ルーティーンの仕事も多く、一度仕事を覚えてしまえば複雑なやり取りが求められるシーンは少ないでしょう。
ただし、一般事務といっても内容は職場によって多種多様なので注意が必要です。
社内の雑務すべてを一般事務が担当する職場もあり、この場合は臨機応変さと会話力が求められるでしょう。
ドライバー
車の運転が得意なら、ドライバーの仕事もおすすめです。
たとえば、長距離トラックやルート営業の配達員など、人ではなく物を運ぶドライバーであれば、会話が求められるシーンも限られています。
ただし、ドライバーは詰んだ荷物を運ぶ作業が含まれるケースも多く、体力が求められる仕事です。
体力や力仕事に自信がない人は、避けた方が良いかもしれません。
警備員
警備員の仕事には、ビルや施設の巡回や監視、人混みや工事現場での誘導、輸送や人物の警備などがあります。
ビルや施設の夜間警備であれば、めったに人と話す機会がないため、会話が苦手な人にも向いているでしょう。
ただし、前述した通り警備員の仕事内容は幅広く、内容によっては人との関わりが深くなるので注意が必要です。
また、深夜や夜勤交替制の仕事も多いので、検討する際は就業時間などを事前に確認しましょう。
▼参考
清掃業
清掃業はチームで仕事をするケースもありますが、基本的には1人でもくもくとこなす作業がメインです。
会話は少なく、社外の人との関わりもほとんどないため、会話が苦手な人に向いています。
清掃業は自分の仕事の成果が目に見えるので、やり甲斐を感じられる仕事です。
より人との関わりを減らしたいなら、夜間清掃がおすすめ。
ただし、清掃業は肉体労働ですから、体力に自信がない人には辛いでしょう。
また、ゴミなどを扱うため、強い匂いが苦手な人は避けた方がよいかもしれません。
職人系
もくもくと1人で仕事に向き合うという点では、職人系の仕事もおすすめです。
伝統工芸や家具職人など、匠の道を極めるのも良いでしょう。
ただし、技術の継承には人との関わりが不可欠です。
また、技術を会得するまでに長い時間を要するかもしれません。
会話が苦手な人の対処法4つ
どのような仕事でも、多少の会話は必要です。
オンライン上でのやり取りでも、コミュニケーションは欠かせません。
少しでも仕事のストレスを軽減するために、会話が苦手な人は以下の点を心がけると良いでしょう。
- ・聞き役に徹する
- ・結論から伝える
- ・5W1Hに沿って伝いたい事を組み立てる
- ・相手の話を聞く
会話が苦手な人の対処法を、1つずつ詳しく解説していきます。
▼参考
聞き役に徹する
会話が苦手な人がやりがちなのは、無言を恐れて焦ってしまい「何かを話さなければ」と頭がいっぱいになってしまうこと。
いっぱいいっぱいの状況になると、相手の話を聞く集中力が落ちるので、まずます会話のキャッチボールが困難になってしまいます。
まずは、聞き役に徹することを心がけましょう。
「会話中に無言の間ができるのは普通」と考え、相手が話し始めるのをゆったりとした気持ちで待つのがポイントです。
聞き役に徹すると相手の話がよくわかるので、自然と相づちや質問ができるようになり、会話が広がっていきます。
あなたに話を聞いてもらった相手も、心地よい気持ちになれるでしょう。
結論から伝える
「あれもこれも説明しないと…」と情報を詰め込み過ぎて混乱してしまうのも、会話が苦手な人の典型的なパターンです。
仕事では簡潔な説明を求められるシーンが多いので、自分が言葉を発するときは、結論から伝えるようにしましょう。
頭の中を整理して「これが結論」と思ったことをまずは伝えるのです。
すると、相手はあなたの話を理解しやすくなり、会話がスムーズになります。
仕事内容や進捗具合を正確に伝えるには、まず結論を述べてから状況を補足するのがコツです。
5W1Hに沿って伝いたい事を組み立てる
5W1Hとは、「When」「Where」「Who」「What」「Why」「How」(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうした)で構成された表現方法のこと。
物事を説明するときは、5W1Hに沿った説明を意識するだけで、相手に伝わりやすくなります。
とくに仕事では、5W1Hは伝達で不可欠な情報です。
円滑なコミュニケーションと情報共有のために、順序だてて伝える習慣を身につけましょう。
準備時間がある場合は、簡単にメモにまとめておくのもおすすめです。
相手の話を聞く
あらためて「相手の話を聞く」という意識を持つことも重要です。
会話はお互い順番に話す行為ですが、会話が苦手な人は相手の話に照準を合わせた方が、コミュニケーションがスムーズになります。
「相手に会話をリードしてもらおう」くらいの心構えの方がプレッシャーも軽くなるため、平常心に近い状態で会話ができるでしょう。
具体的なコツは「人の話を遮らない」「一方的に自分の話ばかりしない」「相手の質問に答えてから、自分の質問をする」などがあります。
相手の話に興味を持ち「もっと聞きたいです」という気持ちが伝われば、お互いに会話を楽しめるようになるでしょう。
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たとえ会話が苦手でも、自分の「強み」と「弱み」が理解できていれば、仕事の選択肢は広がります。
それに加えて、あなたがどのような仕事に興味があるのか、何を得意とするのかを分析すれば、適職が見つかる可能性も高まるでしょう。
もちろん、仕事をしながら自分の適性を見つける方法もあります。
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