菓子製造技能士とは?試験日程や資格内容について紹介!
2021年02月14日公開

目次
菓子製造技能士資格を持っていると重宝されます!
「私はパティシエだけど菓子製造技能士資格は取らなければいけないの?」「菓子製造技能士資格を持っているとどんなメリットがあるの?」など菓子製造技能士資格に対しての疑問がある人も多いのが現状なのではないでしょうか。実は、この菓子製造技能士資格は「持っていると重宝されます!」今回はそんな菓子製造技能士資格の内容や試験日程を中心に紹介していきます。
菓子製造技能士とは?
まず本題にうつる前に菓子製造技能士資格について簡単に説明していきます。
美味しくて見た目がかわいらしいお菓子をつくることができる人気の職業「パティシエ」。そんなパティシエの人なら一度は耳にしたことがあると思います。菓子製造技能士は洋菓子製造作業と和菓子製造作業の2分野に分かれた国家資格です。ともに1・2級があり、試験は「筆記」と「実技」から成り立っており、それぞれ別日に開催。技術や知識だけではなく、法律や安全衛生管理の観点からの出題もあるため、パティシエとしてのより幅広いスキルが必要とされます。
菓子製造技能士資格を取得するメリット
この後詳しく説明しますが、菓子製造技能士資格は他の技能士資格と比べて若干難易度が高いです。しかし、逆に言えば、資格を保有することで「信頼性」がうまれます。和菓子職人やパティシエとしてスキルを上げて一人前になりたい方はもちろん、今後自分がお店を開きたいと思ったときにはより活かされる資格になります。
他にも、部下に育成・趣味のお菓子づくり・動画配信で技術を提供する際にも菓子製造技能士資格は活躍します。筆記試験だけでなく、高度な技術試験から成り立っている菓子製造技能士資格。まずは2級から自分のペースで資格取得を目指すといいでしょう。
菓子製造技能士の受験資格
<2級>
厚生労働大臣が指定した専門学校を卒業。または、2年間の実務経験が必要です。
<1級>
7年の実務経験が必要。しかし、2級資格を保有していると2年に短縮されます。
また、職業訓練歴や学歴などにより必要とされる実務経験年数が異なる場合があるので、受験を希望するときは厚生労働省のホームページをご確認いただくか、最寄りの都道府県職業能力開発協会へ確認しておくことをおすすめします。
菓子製造技能士の試験内容
菓子製造技能士の試験は前述のとおり「筆記」と「実技」に分かれています。筆記試験は合計「5科目」です。「食品一般」、「菓子一般」、「関係法規」、「安全衛生」の4科目+「洋菓子製造」「和菓子製造」のいずれかを選択する製造法科目があります。
実技試験については、2級は「材料の選定」、「生地の調整」、「成型加工」、「熱加工」、「仕上げ」を行います。1級では加えて「製品検査」、「デザイン」、「積算及び見積り」までを制限時間内に行われます。
筆記試験は100点満点中65点以上、実技試験は60点以上のクリアが必要です。合格率は毎年異なりますが、通常4割前後で技能士試験の中では難易度は高いです。
菓子製造技能士資格の取得方法
筆記・実技ともにあらゆる実践を想定した問題が主題されます。問題集で学習することに加えて、日常の業務の中で、あらためて試験をイメージして取り組むと点数アップにつながるでしょう。また、実技試験の試験内容は本番1か月前に公表されるため、集中してお題のトレーニングを積んでいけば合格率も上がっていきます。
※問題集は書店では販売していないため、「日本菓子教育センター」やインタネット等で購入するのがおすすめです。
菓子製造技能士資格の試験日程
日程:(筆記) 2月 (実技) 筆記試験前年 12月
受付開始:筆記試験前年10月上旬
締め切り:筆記試験前年10月中旬
菓子製造技能士試験を受験するには、試験前年10月に「受験申請書」による受験申請が必要です。10月の時点で早めに申請窓口で記入用紙をもらい、受験料の支払いを含めて済ませておきましょう。また、上記日程はあくまで前例をもとにした案内であり、詳細は常に確認しておくといいです。
受験料は筆記3000円、実技20,000円程度です。(都道府県ごとに異なる)
まとめ
いかがでしたでしょうか。菓子製造技能士資格はより実践的な内容の問題が出題されるため、資格を取得できれば、さらにレベルアップした自分へと成長できます。年に1度しかないチャンスです。普段の仕事で実技試験を見据えた業務を行うことに加えて、問題集を繰り返し解いて筆記試験に備えていくといいでしょう。自分と素直に向き合って是非資格取得の魅力に気付いてもらえれば幸いです。
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