電子機器組立技能士の資格とは?試験内容等、紹介!
2021年02月27日公開

目次
さらなるIT技術発展に向けて電子機器組立技能士資格がおすすめです!
「製造工場の生産ラインで働いているけど電子機器組立技能士資格は必須なの?」「電子機器組立技能士資格を取得したいけどどんな試験内容なの?」など電子機器組立技能士資格に対しての疑問がある人も多いのが現状なのではないでしょうか。実は、ここ数年、電子機器組立技能士の需要が高まっているので、「資格取得がおすすめ」です!
その理由のひとつに「世界的にIT技術が急速に発展している」からです。わたしたちの身のまわりの電子機器も10年前と比べると驚くほど進化しています。そして、この成長は今後さらに高まっていくことが予想されるため、より高度な技術が求められる電子機器組立技能士資格を持っている人は、ますます重宝されるのです。
そんな今後ニーズが増大する電子機器組立技能士について、今回は資格内容や資格試験等を中心に紹介していきます。
電子機器組立技能士とは?
まず本題にうつる前に電子機器組立技能士について簡単に説明していきます。
電子機器組立技能士とは、電子機器の組み立てや故障時の修理に必要な技能を定められた国家資格に合格した人のことです。主な仕事はスマホやタブレットなどの精密機械に内蔵されているプリント基板や電子機器の取り付け・はんだ付けや配線作業を行います。
電子機器組立技能士の資格とは?
電子機器組立技能士資格とは、都道府県職業能力開発協会実施する技能検定であり、国家資格です。特級~3級までの4つの資格があり、特級であれば管理者レベル、1級~3級に関しては、上級・中級・初級扱いになります。まずは3級から挑戦して、実務での経験を深めたうえで徐々にレベルアップしてくといいでしょう。
電子機器組立技能士になるには?
電子機器組立技能士になるには、学歴・年齢・職歴などの条件がないので、「希望があればだれでも受験することが可能」です。しかし、2級からは以下、実務経験や資格取得が条件となります。
特級 1級合格後、5年以上の実務経験
1級 7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上、3級合格後4年以上の実務経験
2級 実務経験2年以上、または3級合格者
3級 不問
電子機器組立技能士の試験内容
電子機器組立技能士試験は「学科」と「実技」があります。内容については以下の通りです。
<学科>
試験(1~3級)は以下6科目となります。
※特級は異なります
1.電子機器
2.電子・電気
3.組立て法
4.材料
5.製図
6.安全衛生
1・2級は「OX選択」及び「四択」のマークシート形式(50問、1時間40分)
3級は「OX選択」形式(30問、1時間)です。
学科試験への対策は、市販されている問題集などで勉強し、「中央職業能力開発協会(JAVADA)」公式ホームページに公開されている過去問題で実践を鍛えるといいでしょう。
<実技>
実際に電子機器を組み立てる作業となり、試験時間は約4~5時間です。試験日に先だってその課題が「中央職業能力開発協会(JAVADA)」公式ホームページに公表されます。
合格基準は100点を満点として、実技試験は60点以上、学科試験は65点以上です。
電子機器組立技能士の日程や受験料
電子機器組立技能士試験の日程や受験料の詳細は以下です。また、作業や級により、前期と後期に分けて実施されますので、希望資格の詳細は必ず確認しましょう。
受験受付期間:4月上旬~中旬・10月上旬~中旬
試験日程:(実技) 6月上旬~9月上旬・12月上旬~2月中旬
(学科) 7月中旬~9月上旬・1月下旬~2月上旬
受験料:1・2・3級とも、学科は3,100円、実技は18,200円
※上記は標準金額(都道府県によって異なる場合があります)
※試験日は変更される可能性もございますので、
「中央職業能力開発協会(JAVADA)」公式ホームページで随時確認しましょう。
電子機器組立技能士の試験申し込み方法
電子機器組立技能士資格受験の第一ステップは、「中央職業能力開発協会(JAVADA)」公式ホームページより受検申請書等を取り寄せます。必要事項を記入の上、6ヵ月以内に撮影した証明写真を添付し郵送または直接中央職業能力開発協会へ提出することで申し込みが可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。電子機器組立技能士はIT技術発展にともない今後需要が高まる職業です。電子機器組立技能士資格は特級~3級までありますが、3級であれば比較的取得しやすい資格になります。まずは3級から挑戦して徐々に等級を上げていくといいでしょう。その際はあわせて、電子機器組立技能士の魅力についてあらためて気づいてもらえれば幸いです。
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