エネルギー管理士とは?資格の種類、取得方法まで紹介!
2021年02月18日公開

目次
エネルギー管理士資格は転職やスキルアップとして取得検討をおすすめします!
「工場で働いているけどエネルギー管理士資格は取得必須なの?」「エネルギー管理士資格を取得したいけどどのように取得すればいいの?」などエネルギー管理士資格に対しての疑問がある人も多いのが現状なのではないでしょうか。
実は、このエネルギー管理士資格は「転職やスキルアップとして保有しておくと大変便利です!」今回はそんなエネルギー管理士資格の種類や取得方法を中心に紹介していきます。
エネルギー管理士とは?
現在、世界全体で地球温暖化を食い止めるべく様々な対策が取られています。その中でも石油資源や燃料、電気使用量が特に多い工場での設備管理や業務上の観察や改良を行うのが「エネルギー管理士」です。
上記の工場は省エネ法で「第一種エネルギー管理指定工場」に指定されている「年間で原油換算3,000キロリットル以上」の工場が対象となります。
そのため、第一種エネルギー管理指定工場ではエネルギー管理士の配置が義務付けられているため、エネルギー管理士資格保有者はより存在価値が高まっているでしょう。
エネルギー管理士資格の種類
エネルギー管理士資格は「熱分野」と「電気分野」の2種類があります。2つのうちどちらかを受験して合格すればエネルギー管理士の資格取れますので、仕事内容や自分の得意分野にあわせて取得しましょう。
※例えば、熱分野で管理士資格を取得した場合は、電気分野で再度受験する必要はありません。その逆も然りです。
また、それぞれの管理士資格の詳細は以下です。
「熱分野」
・エネルギー総合管理および法規
・熱と流体の流れの基礎
・燃料と燃焼
・熱利用設備およびその管理
「電気分野」
・エネルギー総合管理および法規
・電気の基礎
・電気設備および機器
・電力応用
エネルギー管理士資格の取得方法
エネルギー管理士資格を取得するには、「エネルギー管理士試験」に合格して取得する方法と、「エネルギー管理研修」を修了して取得する2つの方法があります。
エネルギー管理士試験は「エネルギーの使用の合理化に関する実務に1年以上従事している」条件をクリアし、筆記試験で合格することで取得ができます。エネルギー管理研修は「エネルギーの使用の合理化に関する実務に3年以上従事している」条件をクリアした上でエネルギー管理研修を受講し、修了となります。(記述式の修了試験に合格する必要あり)
エネルギー管理士の受験資格
エネルギー管理士に「受験資格はありません」が、取得方法でも紹介済みのとおり、「エネルギーの使用の合理化に関する実務に1年または3年以上従事している」必要があります。年齢や学歴を問われることはありませんので、実技で培った知識と経験をもとにチャレンジしましょう。
エネルギー管理士の試験内容
ここからは一般的なエネルギー管理士試験について説明していきます。
試験科目は「必須基礎区分」と「専門区分」に分かれており、必須基礎区分は熱分野と電気分野共通の試験(エネルギー総合管理および法規)となります。専門区分は分野によって内容が異なり、詳細は以下です。
「必須基礎区分」
課目I エネルギー総合管理及び法規(80分)
「専門区分(熱分野・電気分野のどちらかを選択)」
【熱分野】
課目II 熱と流体の流れの基礎(110分)
課目III 燃料と燃焼(80分)
課目IV 熱利用設備及びその管理(110分)
【電気分野】
課目II 電気の基礎(80分)
課目III 電気設備及び機器(110分)
課目IV 電力応用(110分)
試験方法は筆記試験(マークシート)のみとなり、実技試験はありません。各科目60%以上かつ全科目合計が60%で合格となります。
※「課目免除制度」があり、不合格であっても課目Ⅰ~Ⅳのうちいずれかの課目で60%以上を越えていれば、次の試験のではその課目の試験は免除されます。(課目免除制度の有効期限は3年以内です。3年を過ぎて受験する場合は、あらためてすべての課目でチャレンジすることが必要になります)
エネルギー管理士資格の試験日程
申し込み期間は5月上旬から6月上旬~中旬となり、インターネットからの申し込みが必要です。試験は年によって異なり、令和2年は8月30(日)でした。受験費用は受験料17,000円(税抜)。開催場所は札幌、仙台、東京、名古屋、富山、大阪、広島、高松、福岡、那覇となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。エネルギー管理士資格は現在世界が環境問題で深刻化する中で、より重宝される資格となります。職場からの評価だけではなく、さらにレベルアップした自分へと成長できますので、是非資格取得の魅力に気付いてもらえれば幸いです。
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