脱フリーターを目指すために何をすればいい?就職先の見つけ方のおすすめは?
2022年04月24日公開 2022年05月31日更新

目次
フリーターで生活している人の中には、今の不安定な生活に危機感をおぼえ、「就職・転職したい」と考えている人もいるのではないでしょうか。
しかし、いざ転職活動をしようにも、「何をすればいいのかわからない」と途方にくれる方も多いはずです。
社会人になると、学生時代のように周りに頼ることも難しいため、自分から動かなければいけません。
そこで、脱フリーターを目指すためにどのように就職・転職活動を進めればよいのか、また転職するにあたって何が必要なのかを、お伝えしていきます。
脱フリーターにおすすめの就職先の見つ方
脱フリーターを目指すためにおすすめの就職先の見つけ方は下記の3つです。
・ハローワークを活用する
・転職エージェントを活用する
・派遣会社に登録する
それぞれ解説していきます。
就職先の見つけ方① ハローワークを活用する
初めて転職活動をするという人は、ハローワークに行ってみましょう。
ハローワークでは、求人を閲覧できる他に、履歴書や職務経歴書の書き方、模擬面接なども無料で対応してくれます。
また、失業中である場合は、条件を満たせば給付を受けながら資格を取得するための講座を受講することが可能です。
就職先の見つけ方② 転職エージェントを活用する
「ハローワークによい求人がない」「遠方でハローワークに行けない」という人は、転職エージェントを利用してみるのも1つの方法です。
ハローワークとの違いは「一緒に転職活動をサポートしてくれる」ということです。
履歴書や職務経歴書のチェック、希望する企業への面接の同行、また代理人となって企業と雇用条件の調整など、親身になって転職活動を支えてくれます。
また、打ち合わせは本人が話しやすい場所で行うことも多いため、自宅や近所のカフェで話をすることもでき、移動の負担が軽減されます。
就職先の見つけ方③ 派遣会社に登録をする
就職活動の負担を減らしたい方や、今すぐにでも仕事に付きたい方は、派遣会社に登録し相談してみましょう。
派遣の特徴は「派遣会社の担当者が、代わりに就職先を探してくれる」ということです。
また、勤務先だけでなく、勤務日などの調整もしてくれます。
そのため、早ければ派遣会社と面接した翌日には勤務先が決定していることもあるでしょう。
派遣社員になることで、さまざまな職種を経験できます。
「自分が何をしたいのかわからない」という人は、派遣として働きながら考えていくのもおすすめです。
また派遣の中には「紹介予定派遣」という制度もあり、一定期間派遣として働いた後、本人と企業が「もっと働きたい、働いて欲しい」という思いがあれば、直接雇用の職員として働き続けることが可能です。
就活したことないフリーターでも正社員になれる?
結論からいうと、正社員になることは可能ですが、年齢や職種によって難しい場合もあります。
なぜそうなのか、理由は2つあります。
①20代と30代では就職成功率は異なる
②30代は即戦力が求められることが多い
それぞれ説明していきます。
理由① 20代と30代では就職成功率は異なる
20代と30代で就職成功率の高い方はどちらかと言われると、やはり「20代」です。
20代は「第二新卒」として就職の幅が広いのに対し、30代は求人の幅が少し狭くなります。
また、企業によってはキャリア形成のために「35歳未満」と年齢制限をかけている場合もあるため、就職活動をする際はできるだけ早くから動き出しましょう。
理由② 30代は即戦力が求められる
20代は社会人経験が乏しいこともあり、仕事よりも「真摯に取り組んでいるかどうか」という内面的な要素を重要視されることが多いです。
それに対し、30代はある程度社会人経験が培われたと見なされ、即戦力が求められることが多いでしょう。
そのため、職種によっては、「経験していなければ採用は厳しい」と断られることもあります。
このように、20代と30代では就職の難易度は異なります。
では、就職活動をするには、まず何から始めたらよいのでしょうか。
フリーターが就職・転職を成功させるための事前準備
行っておくべき事前準備は、下記の4つです。
・なんのために就職・転職するのか明確にする
・人生の棚卸しを行う
・自分の働きたい企業をリサーチする
・企業に合わせた履歴書や職務経歴書を作成する
それぞれ説明していきます。
事前準備① なんのために就職・転職するのか明確にする
事前準備としては、まず就職活動の目的を明確にしましょう。
とくに、働きながら転職活動をするというのは、想像以上に大変です。
「フリーターではなく正社員として働きたい」「自分が興味のある分野で働きたい」など、なぜ就職活動をしているのか忘れないためにも、目的を常に思い出せるようにしておきましょう。
事前準備② 人生の棚卸しを行う
就職活動をする際に、自分が「何の職種を」「何年程度経験してきたか」「それによりどのようなスキルを培うことができたか」などを書き出してみましょう。
自分のスキルや長所を客観的に把握することで、どのように就活すべきか見いだせます。
また面接の際、職歴やアピールポイントを聞かれることが多いです。
そのため、明確に自分の長所や短所を把握することで、具体的に自分をPRしやすくなるというメリットもあります。
事前準備③ 自分の働きたい企業をリサーチする
目的を明確にしたら、自分の働きたい職種や企業をリサーチしましょう。
企業の場合であれば、ネットで情報収集できますが、1番効果的なのは「そこで働いている人の話を聞く」ことです。
転職サイトには口コミ情報が掲載されているため、働き方など、企業の様子を知ることができます。
現場のリアルな声を知りたいという方は、企業情報を調査する際に口コミの情報も確認しておくことがおすすめです。
事前準備④ 企業に合わせた履歴書や職務経歴書を作成する
ある程度リサーチをしたら、それぞれの企業に合わせた履歴書や職務経歴書を作成しましょう。
「作るのが面倒」という理由で、同じような履歴書を何枚も作ったり、不採用になって戻ってきた履歴書を使い回したりする人がいます。
しかし、そのような履歴書の作り方はおすすめできません。
企業側は、履歴書や職務経歴書をよく確認しています。
とくに、紙の折れ具合などで使い回したかどうかというのはすぐにバレてしまいますし、「当たり障りのない履歴書」では、就職したいという熱意が伝わりづらいです。
手間はかかりますが、書類は一つひとつ丁寧に作るようにしましょう。
フリーターから就職・転職に成功する人の特徴
同じように就職や転職活動をしていても、「スムーズに成功する人」と「なかなかうまくいかない人」がいますよね。
成功する人の特徴としては、下記の2つがあります。
・清潔感がある
・企業側にとってメリットがあるアピールをしている
それぞれどのような特徴なのか、具体的な例を交えながらお伝えしていきます。
特徴① 清潔感がある
ここでいう「清潔感」とは、体型のことを指しているのではありません。
・髪の毛は綺麗に整えられているか
・爪やひげは伸びていないか
・シャツやネクタイはしわがついていないか
というような部分を面接官は見ています。
しかし、清潔感というのは、一長一短で身につくものではないため、普段から自分の身だしなみをチェックし、清潔でいることを心がけましょう。
特徴② 企業側にとってメリットがあるアピールをしている
企業にとってメリットとなるアピールポイントを提示できる人も就職に成功しやすくなります。
例えば、職場から近い人であれば交通費を出さずに済みます。
また、資格を持っている人であれば多くの仕事を任せられるだけでなく、企業が資格取得のために時間やお金を捻出する必要がありません。
とくに地方の場合は車通勤が多いため、通勤に1時間以上かかる場合だと採用されにくい可能性もあります。
このように、「自分がその企業で働くことで、このようなメリットがあります」と具体的にアピールができる人は、就職や転職が成功しやすいです。
フリーターが就職・転職を成功させるためのポイント
ここまで、就職や転職を成功させるための事前準備や成功する人の特徴についてお伝えしてきました。
では、フリーターが就職や転職を成功させるためには、どうすればよいのでしょうか。
ポイントは下記の3つです。
・相談できる人を見つける
・面接時は自分の言葉で話す
・利用できる制度を活用する
それぞれ解説していきます。
ポイント① 相談できる人を見つける
フリーターは自分から動かなければ転職できません。
しかし、自分ひとりだけの力ではどうしても限界があります。
そのため、必ず相談できる相手を見つけてから転職活動をするようにしましょう。
相手は親や派遣会社の担当者など、誰でも大丈夫です。
自分の考えや行動を客観的に判断出来る人を探しましょう。
ポイント② 面接時は自分の言葉で話す
面接時は、自身のこれまで働いてきた経験などを話していきましょう。
「アルバイトをする中でこのような経験を培うことができた」など、具体的な例を交えながら自分の言葉でアピールすることがおすすめです。
ただ、面接時に「なぜ正社員として就職しなかったのか」と聞かれることは多いと思います。
その時は、事実を交えながら反省を生かし、今後こういう風に働きたいという様にアピールしてみるとよいですよ。
1つの例としては、「最初は正社員として働いていたが、ついていけずに辞めてしまった。ただ、フリーターとして働くなかで、○○という経験を得られた。そのため、御社に就職した際は、その経験を生かして□□として働きたい」というような流れで説明すると、悪い印象も軽減されます。
ポイント③ 利用できる制度を活用する
利用できる制度として身近な例は、ハローワークです。
前述したように、ハローワークでは就職支援のためにさまざまな制度があります。
その中には、一定の要件を満たすと資格取得時にかかったお金の何割かを負担してくれる「教育訓練給付金」という制度もあります。
「就職したい会社は資格が必要だけど、お金がない」という人は、教育訓練給付金を活用し資格取得を目指しましょう。
また、派遣会社によっては資格の取得をサポートしてくれる会社もあります。
そのため、就職先を探す際は、自身がスキルアップできそうな職場か、もしくはスキルアップできそうな制度があるかなどを確認しておくとよいでしょう。
脱フリーターのために取っておくといい資格
転職活動をするために、就職活動に生かせる資格を取得する人もいるのではないでしょうか。
しかし、やみくもに資格を取得しても、「何がしたいのかわからない」とあまりプラスに働かないことも珍しくはありません。
ここでは、フリーターが転職活動を進めるのに有利な資格を4つ紹介します。
資格① 運転免許
運転免許を持っていない人は、すぐに取得することをオススメします。
運転免許を持っていないと、職種によっては書類審査の段階で落とされる可能性があります。
正社員として働く場合、車で通勤したり、取引先との打ち合わせで車を運転することもめずらしくありません。
また、入社する時に企業から身分証明証として運転免許のコピーを求められることもあるでしょう。
運転免許を持っていないと「就職してから教習所に行くのだろうか」「フリーターとして時間があったのに、なぜ免許を持っていないのか」と印象が悪くなる可能性もあります。
そのため、正社員になりたい人は、就職活動をしながら運転免許も取得しましょう。
資格② 大型免許
大型免許とは、トラックやダンプカーなどの大型自動車を運転できる免許のことです。
普通免許を取得してから、一定の年数を経過するなど条件がありますが、この免許を持っていれば転職の幅は広がります。
とくに運送業は人手不足で、トラックを運転できる人材を求めています。
運転が好きだという人には、おすすめの仕事ですので、この際に大型免許を取得しておきましょう。
資格③ フォークリフトの免許
これは、フォークリフトという小型の乗り物を用いて運転する時に必要な資格です。
国家資格なので難しい印象はありますが、
・講義を受講し試験に合格すれば資格が取得できる
・18歳以上であれば誰でも受講できる
・受講日数は5日間と働きながらでも参加しやすい
というメリットがあります。
製造業や運搬の仕事をする際に、有利に働く資格です。
資格④ 危険物取扱者
これは、ガソリンや硝酸など、消防法で定められている危険物を取り扱えるようになる資格です。
資格には「甲種」「乙種」「丙(へい)種」の三種類があります。
甲種は受験条件がありますが、乙種や丙種は誰でも受験が可能です。
製造業では危険物を多く扱います。
そのため、工場では有資格者を配置する義務があるのです。
試験は東京都で月に3から5回、他の都道府県では年に1から2回試験があるため、自分の都合に合わせて試験日を選べるというのも、メリットと言えます。
危険物取扱者も就職に有利になる資格ですので、ぜひ取得してみてください。
脱フリータを目指すなら寮付き求人.comを活用しよう!
ここまでフリーターが転職活動をする方法をお伝えしてきました。
しかし、いきなり正社員を目指すというのは、ハードルが高いですよね。
そんな人は、まずは寮付き求人.comで派遣の仕事を探すことから始めてみましょう。
未経験者でも出来る仕事が多いため、すぐに働けます。
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