マイクロソルダリング(微細はんだ)技術者とは?技術試験などの取得方法を紹介!
2021年02月10日公開

目次
はんだ技術者ならマイクロソルダリング(微細はんだ)技術者資格は魅力がたくさん!
「はんだ付けの仕事をしているけど、スキルアップできる資格があれば教えてほしい」「マイクロソルダリング技術者資格は聞いたことあるけど具体的にどのような資格なのかな?」このように、マイクロソルダリング技術者資格は工場で働いている方でもなじみのない資格です。
実はこのマイクロソルダリング技術者資格は、仕事はもちろん、細かい作業が好きな人に取っては趣味にも活かすことができる大変優秀な資格です。
ではなぜ魅力なのか?今回は技術試験などの取得方法を紹介していきます。
マイクロソルダリング(微細はんだ)技術者とは?
まず、本題にうつる前に、マイクロソルダリング技術者について簡単に説明していきます。
マイクロソルダリングとは、パソコンや家電製品の中に入っている数cmもしくは数mmの細かい部品や配線を「はんだ」と呼ばれる合金を熱によって、溶かして固める技術を言います。その技術を行う人をマイクロソルダリング技術者と呼ぶのです。
パソコンや家電製品以外でも電車や飛行機などにも使われている技術であり、知られることは少ないですが、わたしたちの日常に欠かせない技術として現在も普及が進められています。
マイクロソルダリング(微細はんだ)技術者資格取得のメリット
続いては、マイクロソルダリング技術者資格を取得する上でのメリットを2点紹介していきます。
一点目は、「より実用的なスキルが身に付く」ことです。最近では電子機器の小型化が進んでいます。例えば、わたしたちの使用している携帯電話やパソコンはさらに小型化されることで、部品もますます細かくなっていくのです。そこで、マイクロソルダリング技術者の価値は今後高められていくと同時に、資格取得を通じてスキルアップにもつながります。
二点目は、「就職や転職に有利になる」です。マイクロソルダリング技術者はその細かい作業が求められることからも資格を保有することで、さらに企業からの評価は上がります。もちろん仕事を通して身に付く実践的な技術を求められますが、「作業の知識」がより要求されるのです。その知識が資格取得によって習得できます。
マイクロソルダリング(微細はんだ)技術者資格の種類
マイクロソルダリング技術者資格には7つの技術資格があり、作業現場によって取得資格が異なります。
・技術者(EEG)「生産技術、品質管理者向け」
・インストラクタ(INS)「現場管理、指導者向け」
・実装工程管理技術者(PEG)「実装ライン管理者向け」
・実装工程技術者(APE)「実装ライン作業員向け」
・インスペクタ(ISP)「検査員向け」
・オペレータ(OPR)「はんだ付作業員向け」
・上級オペレータ(AOPR)「はんだ付作業員向け」
とくにこの中でも、インストラクタ・インスペクタ・オペレータは比較的難易度の低い資格です。まずはこの3種類の資格取得を目指して、徐々にレベルアップする方法もおすすめになります。
マイクロソルダリング(微細はんだ)技術者資格を取得する方法
マイクロソルダリング技術資格取得条件は資格にもよりますが、「満18歳以上で経験3ヵ月以上」にはじまり「満22歳以上で経験4年以上」の条件もあります。
また、資格取得方法は、一般社団法人日本溶接協会への申し込みによって受験が可能です。試験は1月と7月に筆記試験が行われ、その後面接試験(通常は筆記試験の1ヶ月後に行われる)となります。会場は東京都大阪です。
マイクロソルダリング(微細はんだ)技術者資格を取得する勉強方法
マイクロソルダリング技術者資格を取得するためのセミナー(基礎知識・技術の習得を目的とした資格取得に限らない育成を目的とした講習)が毎年6月と12月に試験会場と同会場で開催されます。このセミナーを受講することが資格取得一番の近道です。
また、セミナーだけでは心配という方は、参考書や問題集が発売されていますので、集中して学習しておくことがおすすめです。問題集は過去に出題された問題をベースにつくられているので、何度も繰り返し問題を解くことで合格率も上がっていくでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。マイクロソルダリング(微細はんだ)技術者資格は7種類と幅広く設定されており、まずは自分に合ったハードルの低い資格から取得するのがおすすめです。
マイクロソルダリング技術者資格を取得することで、一段上の自分へと成長できますので、是非資格取得の魅力に気付いてもらえれば幸いです。
CONTACT / 応募フォーム
|
|
---|---|
|
|