塗装工のお仕事って実際にはなにをするの?
2020年03月25日公開

住宅や建築物の現場で見かけることが多い塗装工。
塗るだけの簡単な仕事に見えますが、実が専門性の高い仕事です。
そこで今回は、建設現場だけでなく工場でも活躍している塗装工になりたいと考えている方に仕事内容や必要な資格について紹介します。
塗装工とは?
塗装工とは、ペンキなどの塗料を使用して塗装する仕事です。
一見、塗るという簡単な作業のようにも見えますが、建築物であればどのような塗り方をすれば美しく見えるのか・水の侵入やカビの発生を防ぐためにどんな塗料を使ったらいいのか・劣化してボロボロになっている壁をどうやって修繕したらいいのかなど考えなければいけないことがたくさんあり、一人前の塗装工になるには数年程度かかるといわれている専門性が高い仕事です。
仕事内容
塗装工と一言でいっても、塗る対象は住宅や建築物などの建物・家具・自動車など幅広く存在しており、一般的には2つの種類の仕事に分けられます。
建築塗装工
建築塗装工は、その名の通り住宅や建築物などの建物を塗装する塗装工のことを指します。
どんな建物に関わらず、防水や防カビなど建物の機能性を保つように様々な塗料を使い分けたり、見た目を良くする美装塗装を中心に行います。建設現場での高所作業も避けられないので、足場を組み安全を確保する安全に関する知識も必要になります。
また、近年では建物のリノベーションやリフォーム需要が高まってきており、これからも求められる将来性のある仕事と言えるでしょう。
板金塗装工
建築塗装工は、自動車やバイクなどの金属部品を塗装すると塗装工のことを指します。
自動車やバイクなどの修繕やボディ塗装が中心の仕事になるため、修理工場や自動車やバイクのメーカーで働く機会が多くなります。
塗装工としての知識や技術だけでなく自動車やバイクの知識も身につく仕事です。
気になる塗装工の年収
塗装工の平均年収は、400万円前後と言われています。
一般的な平均年収よりも高い年収が設定されている理由としては、単純作業の仕事と比較しても、専門的な知識や技術が求められる仕事であるからです。
また、一人前の塗装工になるには数年程度かかるといわれているため、20代〜30代にかけては年収も上昇する傾向にありますが、体力のいる仕事でもあることから50代をすぎると年収は下降する傾向になります。
将来性がある仕事?
業界としての伸びや需要に関しては、2011年の東日本大震災を始めとする災害が発生したことで塗装工の需要も伸びています。
災害とは切っても切れない関係にある日本においては、塗装工という仕事は、将来性のある仕事と言えるかもしれません。
塗装工に必要な資格
塗装工として働く上で、保持していなければいけない資格はありません。
しかし、塗装する上で求められる知識や技術を証明する資格としての塗装技能士という資格があります。
この資格は、1級・2級・3級と分かれており2級を取得するためには、2年以上の実務経験が必要で1級を取得するためには、7年以上の実務経験が必要です。
1級塗装技能士は、長い実務経験が求められ合格率も50%程度と非常に難易度の高い資格です。
塗装工として働こうと考えている方でれば、未経験でも最初は無資格で働くことはできますが、その中でキャリアアップ・転職・独立を考えているのであれば、塗装工としての経験を証明できる塗装技能士を取得することをおすすめします。
また、塗装工として独立を考えれている人であれば、塗装技能士以外に塗装工事業許可という資格も取得しましょう。
5年以上の実務経験が求められることや自己資本などが500万円以上あることなど細かな条件をクリアしないと取得はできませんが、塗装工事業許可を保持していることは信頼の証となります。
塗装工のメリットとデメリット
塗装工のメリット
平均年収も高く、将来性のある仕事
塗装工は、塗装に関する知識と技術が求められる専門性の高い仕事です。
そのため、一般的な平均年収よりも高い年収を稼ぐことができます。
また、資格を取得することでより専門性の高い仕事を経験できるようになり、仕事の幅も広がります。
そして、災害が多い日本という国であることと近年のリノベーションやリフォーム需要が影響して、将来性のある仕事です。
手に職をつけたいと考えている人であれば塗装工は良い職業でしょう。
やりがいのある仕事
建築塗装工と板金塗装工に関わらず、どんな塗装物も塗装の仕上がりによって見栄えの良し悪しや美しさが変わると言われているほど、塗装工の役割は大きいものです。
その中で、塗装の難しさや繊細さを楽しいと感じることができれば非常にやりがいのある仕事になります。
また、自分で塗装した建物が目に見えて美しくなったり、直接お客さんとコミュニケーションをとって嬉しい声をもらえることもやりがいに繋がるポイントです。
塗装工のデメリット
体力が求められる仕事
塗装工といっても、建築物であれば現場での仕事が中心となり、屋外での仕事は体力が求められます。
板金塗装工も、工場で働くことが多くなるため力仕事は避けられません。
塗装工の9割が男性という事実
これは女性にとってのデメリットになりますが、上記でも紹介した体力が求められる仕事であることから現在の塗装工のほとんどが男性です。
もちろん働く地域や職場によって比率は変動しますが、女性が多い現場で働きたいと思う方であれば事前に問い合わせすることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
塗装工として働く上で、具体的なイメージができたかと思います。
仕事内容やメリット・デメリットを理解した上で自分にあった仕事かどうか参考にしてみてください。
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