面接で何を着ていく?ジーンズはあり?ビジネスカジュアルってどんな服装のこと?
2021年09月03日公開

目次
派遣で働く際や、就職・転職活動など、「働きたい!」と思ったときには、多くの場合、面接の機会があります。
そこで悩むのが服装でしょう。「スーツでなければいけない?」「私服でどうぞ、と言われたけど、ジーンズでいいの?」など、ちょっと迷う面接の際の服装についてまとめました。
面接の目的とは
会社側の目的
会社側の目的を簡単に言えば、「意欲があり、自社に合う優秀な人材を採用すること」です。派遣会社ならば「取引先の企業に安心して紹介できる人材に登録してもらうこと」となります。このため、面接担当者は次のような点で求職者を見ています。
・新卒や第二新卒が対象の場合は、社会人経験がないため、資質や伸びしろがあるか、社風への適性がありそうか、など
・派遣登録や転職の場合は、社会人としてのマナーを身につけているか、スキルや経験が求めるレベルに達しているか、自社の社員と上手くやっていけそうか、など
入社後にゼロから育てる新卒と違い、社会人経験がある転職者や派遣登録希望者の場合は、社会人としてのマナーや言葉遣いなど、基本的なことは「身についている前提」です。そのため、会社側は、求職者が「面接にふさわしい服装をしていること」を期待しています。
求職者の目的
求職者の目的は、「希望する企業に入社する」「やりたい仕事に就く」「条件の良い仕事に就く」「キャリアをステップアップする」など様々ですが、共通するのは「働きたい、仕事に就きたい」ということ。そして、その熱意をアピールする場が面接です。
シワのないシャツが熱意を伝える
シワだらけのシャツの人と、ピシッとアイロンのかかったシャツの人では、後者の方が、相手に熱意が伝わりやすくなります。
面接では、「会社が期待する服装」つまり「面接にふさわしい服装」をすることが期待されています。そして、その期待に応えることが、あなたの熱意をアピールすることにもつながるのです。
面接にふさわしい服装って?
面接にふさわしい服装
それでは面接にふさわしい服装とはどんなものでしょう。新卒の就職活動ならば、リクルートスーツですが、派遣登録や転職活動の際もリクルートスーツが良いのでしょうか?
結論としては、新卒や第二新卒でないならば、リクルートスーツは避けた方が無難。なぜなら、年齢よりも幼く見えたり、経験が浅く頼りなく見えてしまう恐れがあるからです。
面接の目的で説明したように、派遣社員や中途社員に求められるのは、スキルや経験があり、社会人としてのマナーが身についていること。リクルートスーツではなく、ビジネススーツを着て、経験をアピールしましょう。
男性の服装
男性の場合は、黒・紺・グレーなどベーシックなカラーのスーツが、面接には適しています。
濃い色ほどフォーマルな印象のため、服装に厳しい堅い業種なら濃色のスーツを。淡い色はカジュアルなので、服装が自由な業種向きです。
いずれにしても、大切なのは、相手に不快感を与えない清潔感です。合わせるワイシャツは、白や薄いブルーで爽やかな印象に。アイロンをかけてシワを取り、ボタンもすべて留める着こなしは、あなたを誠実で信頼できる人に見せてくれるでしょう。
男性のヘアスタイルと小物
男性の場合、髪は長いよりも短めの方が好印象でしょう。靴は革製のレースアップシューズ、スニーカーは革製であってもNGです。バッグは革製でA4用紙を折らずに入れられるサイズのものが良いです。いずれも黒や茶、紺のシンプルなものを選びましょう。
女性の服装
女性の場合も、黒・紺・グレーなどベーシックなカラーのスーツが、面接には適しています。
スカートスーツならば、女性らしく柔らかい印象に、パンツスーツなら、アクティブで積極的な印象になるので、希望の職種に合わせて決めるのも良いでしょう。ジャケットのインナーは、シャツ、ブラウス、カットソーですが、胸元の開きが大きすぎないもの、派手すぎないものを。色は白やパステルカラーが顔色を明るく見せるため、お勧めです。
女性のヘアスタイルと小物
メイクやヘアスタイルも清潔感を大切に。ヘアは顔にかからないようにまとめ、メイクもナチュラルに仕上げましょう。靴は革製のプレーンなパンプスで、ヒールの高さは3~5cmくらいの高すぎないものを。バッグはA4用紙を折らずに入れられる、黒やグレー、紺などシンプルなものを選びましょう。
ビジネスカジュアル、私服と言われたら?
ビジネスカジュアルの定義は曖昧
ビジネスカジュアルはもともと、地球温暖化防止&省エネ対策を目的とした「クールビズ」から派生したもの。お洒落を楽しむカジュアルではなく、ビジネスの場、公の場で着るカジュアルという意味です。
言葉の定義はなく、企業ごとに解釈が分かれていますが、一般的には「スーツやセットアップではない服装」と考えられていることが多いようです。
ビジネスの場で「私服」と言われた場合も、プライベートで着る「私服」ではなく、ビジネスの場で着る「私服」であると認識しましょう。
ビジネスカジュアルの服装
定義が曖昧なビジネスカジュアルですが、次のような服装と考えておけば良いでしょう。
・男性の場合、ジャケット+シャツ+パンツ・革靴
・女性の場合、ジャケット+シャツ・ブラウス・カットソー+パンツ・スカート+パンプス
ポイントはジャケットを着用する、ということ。襟付きの方がフォーマルなので、カジュアルすぎないか心配な場合は、襟付きのジャケットにしましょう。
服のフォーマル度を知っておこう
実は、服のフォーマル度は、アイテムごとに決まっています。アイテムのフォーマル度を知っていれば、ビジネスカジュアルの着こなしを考える際に役立つでしょう。
・シャツの場合は、襟の形と生地によって、フォーマル度が変わります。ボタンダウンシャツはカジュアルシャツです。
・パンツの場合は、チノパンでも丈が短いとカジュアル度が上がりますので注意しましょう。
・靴の場合、ローファーは革靴の中ではカジュアルな位置付けのためスーツには合わせませんが、ビジネスカジュアルには適しています。
アイテムごとのフォーマル度を見ていくと、ビジネスカジュアルはおおよそ「フォーマルから一段カジュアルにした服装」であることが分かります。
女性の服装には、このような線引きはあまりありませんが、襟の有無や襟の形、生地によってやはりフォーマル度が違うと言えるでしょう。
まとめ 面接の服装は目的を達成するためのツール
多様化した現在では、フォーマルなスーツから、ビジネスカジュアルまで、面接の場での服装も様々です。
けれども、面接の場で大切なことは、あなたの「働きたい!」熱意を相手にしっかりと伝えること。服装はそれをサポートする、いわばツールです。服というツールをうまく使って、あなたのお仕事ライフを充実させてくださいね。
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