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クレーンオペレーターとは?必要資格やメリットデメリットを紹介!

2019年12月24日公開

クレーンオペレーターとは?必要資格やメリットデメリットを紹介!

建設現場では大型のトラックやさまざまな車が行き来しています。中でも一際目立つのが、首の長いクレーン車です。街中の建設現場などでよく見かけるクレーン車を運転する人をクレーンオペレーターといいます。読んで字の如くクレーンを操作する人のことですが、クレーンオペレーターとは、どのような資格が必要なのでしょうか。また必要なスキルとはどのようなものなのでしょう。

 

クレーンオペレーターについてメリット・デメリットも含め、様々な角度から検証します。これから建設現場で働きたいと考えている方は是非ご覧になってください。

 

クレーンオペレーターとは

 

荷物を運ぶ

 

クレーンオペレーターとは、建設現場などで、地面から高いところまで重い荷物を運ぶ時に、首の長いクレーンを操作して荷物を運ぶ人のことです。ただ荷物を運ぶだけならば簡単なように見えますが、毎回何トンもある荷物を吊り下げて運ぶので、危険を伴います。万が一積荷が落下するなどの事故が起きれば大変なことになります。

 

何トンも重さがある鉄材を高さのあるところから落とせば大事故につながります。地上では無風でも、上空になればなるほど風が吹くこともあります。また、一度置いた荷物を別の場所に移動させるとなれば、数人の手が必要となります。ですから、最初に材料を置く場所も正確である必要があります。クレーンオペレーターとは、正確な操作テクニックと大きな責任を求められます。

 

女性にも向いている

 

クレーンオペレーターとは、重い荷物を直接持ったり、長時間車を走らせたりして体力を使う仕事ではないので、体力にあまり自信のない女性にも向いている仕事です。そのため、女性のオペレーターも増えてきています。チームワークで仕事をする必要がなく、あくまでも個人プレイなので、自分のペースで仕事ができるメリットもあります。建設現場で働く人は少なくありませんが、何かひとつ自分の強みをいかしてできる仕事は、競争率が低く、引く手あまたなので理想に近い働き方ができることもメリットです。

 

クレーンオペレーターの現場

 

クレーンオペレーターが必要な場所は、高層施設の建設現場や河川の近くの堤防などを作る現場です。高さや距離がある場所で活躍します。材料である荷物に関する知識も求められます。例えば、高温で保管すると変形してしまうような材料を、高温になりにくいところに保管しなければならない場合があったとして、最初にクレーンで適当な場所に置いてしまうと、後々人の手で移動させなければならなくなるため、二度手間になってしまいます。適所に移動させる知識と機転が求められます。

 

クレーンの種類

 

大きく分けて2種類ある

 

クレーンには、床上運転式クレーンと移動式クレーンの2種類あります。床上運転クレーンは、主に工場や倉庫などの室内で活躍し、ゲームセンターのクレーンゲームのように鍵爪があり、その先に資材などをひっかけて移動させます。主にボタンを使って操作します。移動式クレーンには、主に工事現場や建設現場などで活躍します。タイヤが付いていて運転ができるので、いろいろな場所で作業が可能です。レバーを使って作業するのが特徴的です。

 

移動式クレーンの分類

 

移動式クレーンは、その性能や見た目から数種類のクレーンに呼び方が分かれます。基本的にタイヤがついていて移動できるのが特徴です。主に建設現場や河川工事現場などの屋外で活躍します。よく見かけるクレーンは、トラッククレーンといって、トラックにクレーンが乗っかっているようなタイプのものです。トラックの運転席とクレーンの操縦席があるのが特徴的です。

 

公道を走行する際、5トン以下であれば大型免許はいらず普通免許でも運転することはできます。それ以上大きなクレーンの運転は、大型免許の取得が必要です。高速道路も走行可能なので、遠くの現場への対応も可能で重宝されています。ただしクレーンの操作は、自動車普通免許ではできません。相応の資格が必要となります。

 

その他の移動式クレーン

 

トラッククレーンよりも小さくタイヤが独立して動くクレーンは、ラフテレーンクレーンと呼ばれます。小回りがきき、女性でも扱いやすいのが特徴です。公道を走っているところをよく見かけるのもこのタイプです。タイヤが大きいので整備されていない道路でも走ることができます。その他にも、トラッククレーンとラフテレーンクレーンのよいところを兼ね備えているクレーンがあります。大きさはトラッククレーンよりも一回り大きいのですが、小回りが利きます。狭い場所での作業も可能です。このクレーンは、オールテレーンクレーンと呼ばれています。

 

また、移動するときに使うタイヤがキャタピラになっているクレーンをクローラクレーンと呼びます。キャタピラなので、舗装されていない場所でも移動が可能です。クレーンを伸ばしたままでの移動が可能なので、広い場所での工事に適しています。しかし車体が大きくて重すぎるため、公道を走ることができないというデメリットもあります。

 

クレーンオペレーターに必要な資格

 

道を走行するだけならば普通自動車1種免許を持っていれば可能だというクレーンもありますが、現場でクレーンを操作するにはそういうわけにはいきません。現場で活躍するクレーンオペレーターとは、それらの操作を行う為の資格を取得した人のことをいいます。クレーンオペレーターに必要な資格にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

 

受講必須の講習

 

クレーンオペレーターになるためには講習を受けなければなりません。代表的なものとして、玉掛けの技能講習か特別教育があります。ここではクレーン作業に必須のスキルを学びます。玉掛け技能講習を受講すると、積荷をクレーンのフックに掛ける作業を行うことができます。就職する際に、資格の有無でクレーン操作はできるけれど玉掛けはできないとなると働ける場所が限られてくるので、この講習を受けておいた方がよいでしょう。しかも、この講習を受けるとクレーンに関する講習の一部が免除されます。最長でも3日間で終了しますので受講することをおすすめします。

 

必要な資格

 

クレーンオペレーターになるために必要な資格にクレーン・デリック運転士の資格があります。この資格は細かく分類されていて、主に「限定なし」と「クレーン限定」「床上運転式クレーン限定」があります。「限定なし」は、積荷の重さが5トン以上ある天井クレーンの操作や各種移動式クレーンの運転と操作、デリックとよばれる重機の操縦が可能です。デリックもクレーンと同じように積荷を吊り下げる重機です。ちなみにクレーンとデリックの違いは、デリックは軸になるマストがあり、マストからブーム先端に張られているワイヤーをウィンチで巻いてブームを起伏させているもので、クレーンには軸になるマストがありません。

 

限定とは

 

クレーン限定を取得すると、デリックの操作はできませんが、それ以外の操作は可能となります。かつては、クレーン免許を取得するとこのクレーン限定と同じ操作ができていました。現在では3種類に分かれています。法律改訂以前にクレーン免許を取得した人は、このクレーン限定と同じカテゴリーに分類されます。もうひとつの限定は、床上運転式クレーン限定資格です。この資格を持っていると、5トン以上重さがある吊荷の床上運転式クレーンの操縦と5トン未満のクレーンの運転が可能です。床上運転式とは、スイッチで吊荷を移動させるクレーンですが、このとき操作する場所は動かず荷物だけ移動させます。

 

クレーンオペレーターのメリット

 

快適な環境

 

工事現場は過酷です。夏は暑く、冬は寒く風の冷たい日もあります。夏の炎天下での作業は暑くて立っているだけでも汗だくになる上、作業をするとなると相当なエネルギーを一気に消費してしまいます。しかしオペレーターの作業する場所は、冷暖房完備なので夏でも冬でも天候に左右されることなく快適に作業できます。常に立ちっ放しや動き回る必要もなく、作業は座ったままです。

 

また、重たい物を直接持ち運ぶ必要もなく、レバーを操作するだけですので力を使う必要もありません。同じ現場にいながら作業内容が大きく異なります。夏の炎天下の中、作業していたらどんなに日焼け止めを塗ってヘルメットの中にタオルを入れて日焼け防止をしていても紫外線を大量に浴び日焼けしてしまいます。しかしオペレーターの作業する場所は、直射日光を浴び続けることはありませんので、日焼け防止対策をしていれば日焼けを防ぐこともできます。

 

資格は一生

 

クレーンオペレーターの資格は一度取得してしまえば、有効期限がありませんので再び取得する必要はありません。有効期限や更新の必要があれば、更新をうっかり忘れてまた一から取得し直さなければならない可能性もありますが、クレーン免許はその必要はありません。万が一紛失したり、破損したりした場合は再交付申請をすることで再交付されます。資格があれば再就職などの際にも大きな強みになります。

 

好きを仕事にできる

 

車の運転が好きな人は特に向いている職種です。子供の頃ミニカーで遊んでいて工事現場で使用する車両が好きだったという人は少なくないのではないでしょうか。自分の腕1つで大きな車を操作できるのですから充実感や達成感は大きいです。通常工事現場などで作業を始める際は、作業開始時間までにクレーン車両を到着させておく必要があります。クレーン車の車庫から現場まで移動させなければなりませんので、早起きが得意な人も向いているといえます。

 

クレーンオペレーターのデメリット

 

責任重大

 

クレーンオペレーターとは重い吊荷を扱い、大きな機械を操作している人のことです。責任は重大です。ほんの少しのミスが大きな事故につながることもあります。うっかりということが許されない仕事です。建設現場や工事現場では多くの人が働いています。オペレーターのうっかりミスで多くの人の命を危険にさらすことがまったくないとは言い切れません。常に危険と隣り合わせ問いっても過言ではありません。仮に吊荷をどこかの壁にぶつけてしまったとしたら、その吊荷の重さは何トンもあるわけですから、軽くコツンと当てただけで壁が大きくへこんで傷ついてしまいます。

 

上空は風があることもあるので、当てるつもりがなくても、風に流されて当たってしまう場合もあります。そこに万が一人がいたとしたらと考えたら1つ1つの操作を慎重にしなければなりません。このように危険と隣り合わせだからこそ、神経を使う仕事でもあります。注意に注意を重ねても事故が起こってしまう場合もあります。オペレーターのミスでなかったとしてもです。現場で指示を出す人の指示が間違っていた場合でも事故につながることもあります。その場合でも、オペレーターが責任を問われることもあります。肉体的にはきつくなくても精神的に辛いと感じる人がいるのも事実です。

 

現場の作業の中心

 

建設現場や工事現場では資材がなければ仕事が進みません。そのため、クレーンオペレーターの作業が滞ると現場の作業が滞ってしまいます。そのため、作業計画に沿って仕事を進めさせなければなりません。慎重になりすぎて作業が遅くなれば現場全体の進行に関わってきます。かといって早くやろうと作業が雑になると危険を伴います。また作業工程に無理があると計画通りに進められず、それをオペレーターのせいにされてしまうことも、無いとは言えません。事前に作業計画を立てる前に現場監督と入念に打合せをしておくことでこれは防ぐことができます。

 

コミュニケーションが大事

 

現場監督だけでなく、作業を潤滑に進めるためには各所のコミュニケーションが必須です。オペレーターは1人で行う作業なので、他のセクションで働く人達とのコミュニケーションがとりにくいのも事実です。休憩時間に積極的にコミュニケーションをとるなどの努力が必要です。

 

要忍耐力

 

クレーンオペレーターとは孤独な作業です。加えて同じ作業の繰り返しでもあります。単純作業なので楽だと感じる人もいますが、飽きてしまう人もいます。そんな単純作業で1人で黙々とする作業はかなりの忍耐力が必要です。

 

クレーンオペレーターの給与面

 

クレーンオペレーターは、収入が多いことでも人気となっています。年収は企業によって差はありますが、平均すると臨床検査技師と同じくらい支払われると言われています。同じ作業現場に出ていて、支払われる給料に差があれば、誰でも高い給料が支払われる方がよいと考えますよね。資格を持っているか否かで差が付くのであれば、資格を取得する為に多少お金と時間がかかっても取得しておくにこしたことはありません。収入の差は、1日単位やひと月ごとに見るとさほど差は感じられないかもしれませんが、それが年単位で考えると確実に変わってきます。

 

クレーンオペレーターとは資格がなければ就けない仕事です。逆に言うと資格があるからこそ支払われている金額も多いと言うことがいえます。また、クレーンオペレーターとは、責任重大で孤独な作業だけれどやりがいのある仕事だと言えます。この面も給与に反映されていると言えるでしょう。

 

そのため、一般的に作業現場で働く人達の中でも支払われる金額が多いのが特徴です。給与体系は会社によって違いますが、主に日給制、日給月給制、月給制で支払われます。日給制は、1日単価がいくらと設定されていて、その日の仕事が終了すれば支払われます。日給月給制は、1日の単価が決められているのは同じですが、支払われるのは月ごとです。月給制は、予め一月の金額が決められている制度です。ほとんどの場合は、日給制や日給月給制をとっていますが、月給制の会社によっては、社会保険や福利厚生があるところもあり、しっかりと休日もとれるところもあります。少しでも条件のよいところを探すとよいでしょう。

 

まとめ

 

クレーンオペレーターとは、資格が必要で誰でも簡単に行える仕事ではありません。しかし、資格を取得すれば、大きなクレーン車を操作することができますし、報酬も期待できます。また、過酷な建設現場や工事現場においても。基本的にクレーン車内で仕事を行うクレーンオペレーターは快適な環境で仕事をすることができるというメリットがあります。しかしその反面、孤独で単純作業の繰り返しであったり、少しのミスや油断で大きな事故につながる危険性があったりというデメリットもあります。ですが、同じ作業現場で働くと言うことを考えた場合、資格を持っているほうが就職面に関しても有利に働きますので、持っておいて損の無い資格といえるでしょう。

 

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