ハラスメントを受けたらどうすればいい?相談先や対処法など
2021年10月23日公開 2021年11月23日更新

はじめに
ブラック企業という言葉とともにハラスメントというのも多くの人に認知されるようになり、社会で働きやすくなるように改善されています。派遣社員にとってセクハラ、パワハラ、モラハラといったことをされてしまった場合にどのように行動すればいいのかよくわからないと思います。そういった人が職場で快適に働くために、ハラスメントの種類やまず相談すべき先、さらには最悪の場合におこなう法的措置などについて詳しく紹介していきます。
セクハラ、パワハラ、モラハラ…ハラスメントは多々
ハラスメントには、主にセクハラ、パワハラ、モラハラがありますが、実は数々の種類があります。その中でも特に訴えが多い3つのハラスメントの特徴や加害者に多いケースについて紹介していきます。
セクハラ
セクハラは、性的な嫌がらせをしてくることをいいます。主に異性に対して向けられる場合が多く、優越的な地位を関係なく起こる可能性があります。そのため、部下であったとしても起こる可能性があるため、セクハラは上司だけとは限らないハラスメントです。
パワハラ
パワハラは、身体的攻撃または精神的攻撃による嫌がらせが主な手段とされています。パワハラの場合の加害者は、優越的な関係がある人物がおこなっている場合がほとんどです。そのため、上司など派遣先の社員に当たる人が多くなっているハラスメントです。
モラハラ
モラハラは、精神的攻撃による嫌がらせとして挙げられており、周囲の人が発する言葉の使い方や言い方によって可能性があります。このモラハラは、優越的や地位は関係なく起こる可能性があるハラスメントです。モラハラはパワハラに近いですが、精神的だけを攻撃する場合に適用されるハラスメントになります。
まずは派遣会社への相談
派遣社員は、派遣された側の会社の社員に不当な対応をされることや場合によっては酷い扱いを受けている人も数多くいます。 現在では、正社員と派遣社員やパートが同じ労働をした場合の賃金を平等にするなどの正規雇用と非正規雇用の格差を埋めるために、多くの改革がおこなわれています。
そのため、派遣社員で正社員に対してセクハラ、パワハラ、モラハラなどのハラスメントを受けていたとしても、ある程度なら我慢せざるを得ないと思い相談することすらなかなかできないという状況が、かなり改善されて働きやすくなっているとされています。 そういった世間の流れから、現在セクハラ、パワハラ、モラハラといったハラスメントを受けているのであれば、改善すべき事です。
しかしそうはいっても、仕事場でいづらくなってしまう状況だけは絶対に避けたいですよね。そういった際には、まず派遣会社に今受けているハラスメントや自分が嫌だと思っている状況を担当者と話ししてみてください。 ハラスメントを受けるといった相談の対応を派遣されている会社で改善しようとすると、解決したとしてもその後居づらくなってしまう状況が生まれてしまう可能性があるため、ベストの解決法とはいえません。 ハラスメントを受けているのであれば、まずは派遣会社へ相談して解決に進むように動いてみましょう。
法的な対処も
ハラスメントによって鬱になってしまうことや話し合いの場を持ったとしても改善されない場合には、法的対処を取ることを考える必要があります。法的措置を取るためには、いくつかのステップを踏んで行動することによって、訴えが成立するため必ず行動しましょう。
証拠集めをする
はじめにするべき行動として、ハラスメントを受けているという証拠を集める必要があります。派遣されている会社では、一人だけその場所で働いているケースもあり、周りの人が助けたいと思っても圧力があり、なかなか難しい場合もあります。そういった際には、まず証拠を取るための方法として、録音やラインの履歴をスクリーンショットで残しておく、病院に診察を受けて診断をしてもらう、ハラスメントを受けている状況を写真に収めるなどして証拠を集める必要があります。
有効な証拠集めの方法をすることによって裁判で有利に働きます。しかし友人の証言や本人の証言、さらには簡単なメモで残されているケースなどであると証拠不十分として裁判をおこなったとしても、裁判ではそれほど有利にすることが難しいです。
弁護士に相談する
指板を有利にすることができる証拠を集めた後にする行動は、弁護士に相談するということです。弁護士は、裁判を起こしたとして勝てる可能性があるだけの十分な証拠が揃っているかなどを検討することができます。しかしハラスメントで裁判をおこなって勝ったとしても、裁判費用や弁護士費用よりも慰謝料の方が少なくなるケースも多々あります。そのため弁護士に相談する時には、証拠で勝てる可能性があるのかということとともに、勝ったとしてどれだけの慰謝料をもらうことができるのかということを聞くことがおすすめです。
今は熱量だけで訴えたいと思っていたとしても、今後のことを考えると訴えるだけが正解とは限りません。そのため、裁判をすることによって勝てる可能性と同時に今後自分がどのようにしたいかといったことを考えながら、それでも法的措置を取りたいと思うのであれば、弁護士に相談するようにしましょう。
まとめ
セクハラ、パワハラ、モラハラといったハラスメントが社会で認知されるようになりましたが、いまだになかなか減らないのが現状です。派遣社員では、訴える先がわからないことや関係悪化してしまうのではないかと不安に思いなかなか相談することができない人も多いです。
そのためうつ病になってしまうことなどハラスメントによって、精神や肉体に壊れてしまう原因となってしまいます。そのため大きな事態になる前に、派遣会社に相談することや、場合によっては証拠集めや弁護士に相談するなどして解決して、自分が働きやすい環境を作るために動いてみてください。
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