衛生管理者とは?業務内容や資格取得に関して
2020年04月22日公開

衛生管理者とは、労働者の健康や衛生的な労働環境づくりを行う、衛生管理の専門家を指します。
週1回以上は労働環境チェックのため、巡視を行い、衛生的な問題や労働災害の危険がないかなど、
労働者が最低限働きやすい環境であるかどうか確認をおこなっています。
工場など、大型の機械を扱う労働環境の場合、命にかかわる危険性も高く、
衛生管理者は重要な役割を担っております。
企業側は、労働者を一定数雇用する場合、衛生管理者を1人以上設ける必要があり、
201人以上の場合、複数名の衛生管理者を選任しなければなりません。
衛生管理者の選任義務数に関して
50人以上の職場に関しては、衛生管理者を1名以上選任する必要があり、
この義務をはたせない場合、50万以下の罰金に科せられます。
また、選任すべき事由になってから14日以内に労働基準監督署へ奉告する必要があります。
職場の労働者数により衛生管理者の選任人数が決まります。
- 1人:50人〜200人
- 2人:201人〜500人
- 3人:501人〜1000人
- 4人:1001人〜2000人
- 5人:2001人〜3001人
- 6人:3001人〜
衛生管理者の種類
衛生管理者の種類は2種類あり、対応できる業種の範囲が異なります。
第一種衛生管理者:すべての業種にて業務を行うことができます。
第二種衛生管理者:有害業務とは関連の少ない業種にて業務を行うことができます。
※ご不明な点などは、所轄の労働基準監督署へお問い合わせください。
衛生管理者の魅力
衛生管理者の魅力は人それぞれかと思いますが、労働者数により企業にとって
必要不可欠な人材とのため、資格手当等が優遇されるケースが多く、年収アップにつながる可能性が高いです。
また、労働環境の改善や、労働者の健康面のケアなど、
自分自身が衛生管理者として携わった時の成果が目に見える化できるのも魅力の一つかと思います。
まとめ
衛生管理者は、労働災害の内容等により、命や健康に直結する仕事内容となり、
責任の比重としては他業種に比べ重い部分はあります。
逆に、衛生面の改善や労働環境を整えることにより、
多くの労働者の命や健康を守ることにも繋がります。
やりがいという点では非常に高い業種かと思いますので、
是非、衛生管理者の取得にチャレンジしてみてください。
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