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品質管理に資格は必要?スキルアップにおすすめのライセンス8選!

2023年02月04日公開     2023年04月18日更新

品質管理の求人に興味があっても、仕事内容が詳しくわからず、応募をためらう人もいるのではないでしょうか。 この記事では、品質管理の仕事について詳しく解説していきます。

 

また、品質管理の仕事への転職を検討している人のために、役立つ資格も紹介します。 資格取得は転職活動時のアピールにもなりますので、ぜひ参考にしてください。

 

品質管理の基本

 

 

品質管理の仕事に興味があっても、詳しい内容まではわからない人もいるでしょう。 とくに、以下の点については、疑問が多いかもしれません。

 

・品質管理の仕事とは? ・「品質管理」と「品質保証」の違いとは? ・品質管理の「派遣求人」が多い業種とは? ・派遣に品質管理の資格は必要?

 

まずは、品質管理の基本について、詳しく解説していきます。

 

品質管理の仕事とは?

 

品質管理とは、商品を生産する過程で「不良品」が出ないようにするための作業です。 その品質が確かであることを検証・保証する仕事、と言った方がイメージしやすいかもしれません。

 

品質管理の仕事は、主に以下の3つの工程にわけられます。

 

工程管理:製品の品質を保つために作業工程を管理する 品質検証:製品の品質が保たれているか、工程は最適化されているかを検証する 品質改善:製品の品質をより一層高める工程を考えたり、工程に問題があった場合に原因を突き止め改善したりする

 

つまり、製造工程と製品の管理だけでなく、改善案や具体的な対策といった品質に関わる管理をトータル的に行う仕事なのです。

 

「品質管理」と「品質保証」の違いとは?

 

品質管理は品質保証の一部ですが、仕事の内容が全く同じという訳ではありません。 たしかに、品質保証と品質管理には「サービスを含めた製品の質を保証する仕事」という共通点があります。

 

しかし、「時間軸」「責任」「業務範囲」の3点が大きく異なっているのです。

 

品質管理:製造現場での品質管理に特化した仕事 品質保証:企画の立ち上げから販売する顧客に製品の品質を保証する仕事まで含まれる

 

品質保証には販売に関わる仕事も含まれるため、製品の生産数の決定や出荷などの管理も行う場合があります。 1つの製品が市場に出回るまで業務範囲が広く、長期的に仕事に関わるのが特徴です。 製品の品質におけるトータル的な仕事を行うため、とくに顧客への責任は大きくなります。

 

一方、品質管理の仕事は品質保証の中で製造現場だけに特化しており、企画担当者や顧客と直接的に関わることはありません。 しかし、製造現場に特化しているからこそ、製品の品質についての責任を担います。 製品について専門的で質の高い仕事を求められる場合もあるでしょう。

 

なお、求人では品質管理の一部の工程を担う一般作業員の仕事に対して「品質管理」と表現する場合もあります。

 

品質管理の「派遣求人」が多い業種とは?

 

品質管理の仕事は、多くの製造現場で求められています。

 

特に派遣求人が多いのは、以下のような業種です。

 

食品関連 家電製品 自動車部品 機械・IT関係の部品関連 化学製品 医薬品 化粧品

 

業種によって、品質管理に求められる仕事内容は多岐に渡ります。 製品を市場に出す際、適切な品質が保たれているかはとても重要です。

 

そのため、多くの業種で品質管理の仕事が求められています。

 

派遣に品質管理の資格は必要?

 

品質管理は製造現場で製品の品質を保つトータル的な役割を担っていますが、必ずしも資格が必要という訳ではありません。 だからこそ、工程別に品質の状態をチェックする一般作業員には、派遣社員を対象にした初心者歓迎の求人が多いのでしょう。

 

つまり、品質管理の一般作業員ならば、資格がなくても就業できる可能性は非常に高いのです。 ただし、今後上位職をめざしたいなら、無資格では厳しいかもしれません。

 

品質管理のエキスパートを目指すには、製造だけではなく、品質を保つための幅広い知識が求められます。

 

品質管理の資格を取得するメリット

 

 

資格がなくても品質管理の仕事に就くことは可能ですが、就職活動で有利になるのも事実。

 

なぜ就職活動で有利になるのか、その理由は品質管理の資格を取得することで、以下のようなメリットが得られるからです。

 

企業への自己PRになる マネージャーへの昇進など、キャリアアップに繋がる

 

実務経験を問わない求人でも、品質管理に関わる資格を有していれば、知識の豊富さに加え仕事への熱意や志の高さをアピールすることができるのです。

 

また、キャリアアップを目指す場合は、早い段階から資格を取得して知識を身につけることで仕事への理解が深まり、高い評価を得られるかもしれません。

 

品質管理のおすすめ資格8選!

 

 

品質管理の仕事に就きたい人におすすめの資格には、以下のようなものがあります。

 

品質管理検定(QC検定) 信頼性技術者資格認定制度(JCRE) R-Map実践技術者認定制度 ソフトウェア品質技術者資格認定制度(JCSQE) JSTQBテスト技術者資格認定 QCサークル指導士資格認定制度 マネジメントシステム監査員検定 品質マネジメントシステム審査員

 

これらの資格について、1つずつ詳しく解説していきましょう。

 

ちなみに、この他にも品質管理に関連する資格でCQE・CSQEがありますが、受験者の減少に伴い現在では英語版のみの試験となっています。 なお、CQE・CSQEの有資格者は3年ごとに更新が必要です。

 

品質管理検定(QC検定)

 

品質管理に対する知識量を評価する検定です。

 

品質管理に関係する資格では最も一般的と言われており、等級は1級(準1級)~4級に分かれています。

 

これから品質管理の仕事に就きたいと考えている人は、最も難易度が低い4級から受験するとよいでしょう。

 

【取得するメリット】

 

1級:問題や課題を改善方法を把握し、組織のリーダーとして主導できるようになる 2級:品質に関わる問題を自力で解決でき、小規模集団のリーダー的な役割を担えるようになる 3級:七つ道具の作り方や使い方、改善の進め方などを支援を受けながら実施できるようになる 4級:品質管理の基本、企業活動の理解、用語の知識が身に付く

 

2級以上はリーダーシップが求められ、1級では品質管理全般についての知識が必要な上級職を目指す人が対象とされています。

 

【受験資格】

 

1~4級まで、受験資格はとくにナシ 4級、3級は大学生や高校生など学生の受験者も多い

 

ちなみに、4級の試験問題は日本規格協会グループHPにある「品質管理検定(QC検定)4級の手引き」から出題されます。

 

【検定の内容】

 

1級:マークシートと論述 2~4級:マークシート式の筆記試験のみ

 

2021年9月に行われた「第32回の品質管理検定の受講者と合格者の結果」は、以下の通りです。

 

級が上がるにつれて難易度が上昇し、合格率が低くなっているのが分かります。

 

【難易度・合格率】

 

1級:465人受験、内59人合格(合格率13%) 2級:5,594人受験、内2,480人合格(合格率44%) 3級:16,644人受験、内9,053人合格(合格率54%) 4級:4,935人受験、内4,202人合格(合格率85%) 検定全体:27,638人受験、内15,794人合格(合格率57%)

 

個人で品質管理検定に申し込む際の受験料は、以下の通りです(2022年現在/税込)。

 

【受験料】

 

1級:11,000円 準1級:8,800円 2級:6,380円 3級:5,170円 4級:3,960円

 

1・2級、2・3級、3・4級は併願受験が可能で、個別に受けるよりも受験料が割安になります。 ただし、受験料は年度によって変更になる可能性があるため、あらかじめ日本規格協会グループ(JSA GROUP)の公式サイトで確認しておきましょう。

 

信頼性技術者資格認定制度(JCRE)

 

一般財団法人日本科学技術連盟が行う資格試験です。

 

信頼性や品質保証業務に関わる技術者が対象で、問題解決能力の向上を図ることが目的とされています。

 

【取得するメリット】

 

品質管理における信頼性の知識があることをアピールできる

 

初級~上級まであり、受験資格を問わないのは初級のみです。

 

【資格の等級と受験資格】

 

初級信頼性技術者:不問 中級信頼性技術者:初級信頼性技術者の有資格者 上級信頼性技術者:中級信頼性技術者の有資格者で、信頼性に関する実務経験が3年以上

 

まずは「信頼性技術者資格認定試験」を受験し、合格すると信頼性技術者資格認定委員会で審議が行われ、問題なければ資格が認定されます。 なお、認定試験の内容は等級によって異なっているため、注意が必要です。

 

【検定の内容】

 

初級信頼性技術者(マークシート方式による筆記試験) 中級信頼性技術者(書類審査、面接審査) 上級信頼性技術者(書類審査、面接審査)

 

信頼性技術者資格認定試験の受験料は、以下の通りです(2022年現在/税込)。

 

【受験料】

 

初級信頼性技術者:13,200円 中級信頼性技術者:22,000円 上級信頼性技術者:22,000円

 

R-Map実践技術者認定制度

 

一般財団法人日本科学技術連盟が行う認定制度です。 製品の安全を担う「リスクマネジメント専門家」の育成が目的とされています。 さまざまな製品のリスク対策を講じる能力について、資格認定する制度です。

 

【取得するメリット】

 

製品についてのリスク対策知識が身につく

 

【検定の内容】

 

R-Map実践研究会に6日以上出席し、10種類の履修科目すべてを受講する 履修できなかった科目は、必ず補講を受ける 最終月の成果発表会で発表し、全ての基準を満たす

 

なお、希望者は一般財団法人日本科学技術連盟のホームページで氏名を公表することも可能です。

 

【資格の等級】

 

なし

 

R-Map実践研究会の受講料は、下記の通りです。

 

【受講料】

 

一般/賛助会員:124,200円(税込) 継続メンバー:108,000円(税込)

 

ソフトウェア品質技術者資格認定制度(JCSQE)

 

こちらも、一般財団法人日本科学技術連盟が実施している認定制度で、ソフトウェアの品質向上を目的としています。

 

【取得するメリット】

 

ソフトウェア品質力の証明になる SQuBOK Guideを学ぶことで、ソフトウェア品質に関する知識が高まる

 

ソフトウェア品質技術者資格の等級は、下記の3種類で構成されています。 ただし、2023年時点で試験の予定が決まっているのは初級と中級のみになっており、上級については未定です。

 

【資格の等級と試験の回数】

 

初級ソフトウェア品質技術者資格:年2回(6月と11月) 中級ソフトウェア品質技術者資格:年1回(11月) 上級ソフトウェア品質技術者資格:今後、新設される予定

 

資格試験を主催している団体の公式サイトでは、「サンプル問題」と「学習方法」が公開されています。

 

ソフトウェア品質技術者資格の取得を検討されている方は、ぜひ参考にしてみましょう。

 

ただし、初級と中級では出題形式が異なっていますので注意が必要です。

 

【検定の内容】

 

初級:選択問題40問/試験時間60分 中級:選択問題25問/記述式(3種類の出題形式で計17問)/試験時間120分

 

2022年11月12日に行われた試験の結果は、以下の通りです。

 

【難易度・合格率】

 

初級(第29回):443人受験、内124人合格(合格率28%) 中級(第12回):192人受験、内22人合格(合格率11.5%)

 

ソフトウェア品質技術者資格試験の受験料は、以下の通りです(2023年現在/税込)。

 

【受験料】

 

初級:15,400円 中級:20,900円

 

JSTQBテスト技術者資格認定

 

JSTQB(旧JTCB)が行っているソフトウェア技術者に向けた認定制度です。 ソフトウェア技術者のスキル向上が目的とされており、海外でも有効な資格として知られています。

 

【取得するメリット】

 

ソフトウェアの知識が、専門団体から認定される FL合格者は実務経験がなくても知識を習得しているとアピールできる

 

JSTQB認定テスト技術者資格の等級は下記の2種類に分かれており、受験資格が異なります。

 

【資格の等級と受験資格】

 

Advanced Level(上級):国内外を問わずFLの合格者で、3年以上の業務経験が必要 Foundation Level(基礎):不問

 

どちらも選択問題型式で出題されますが、等級によって問題数や試験時間が違います。

 

なお、2022年10月からはピアソンVUEによるコンピューター試験が導入され、オンラインで受験できるようになりました。

 

【検定の内容】

 

Advanced Level:テストマネージャ65問(180分)/テストアナリスト40問(120分) Foundation Level:選択問題40問(60分)

 

2022年2月12日に行われた試験の結果は、以下の通りです。

 

【難易度・合格率】

 

Advanced Level(テストマネージャ):320人受験、内107人合格(合格率33.4%) Advanced Level(テストアナリスト):392人受験、内163人合格(合格率41.6%) Foundation Level:948人受験、内490人合格(合格率51.7%)

 

JSTQBテスト技術者資格認定の受験料は、以下の通りです(2022年現在/税込)。

 

【受験料】

 

Advanced Level:22,000円 Foundation Level:22,000円

 

QCサークル指導士資格認定制度

 

一般財団法人日本科学技術連盟が行う認定試験です。

 

QCサークル活動(小集団で行う改善活動)の普及と発展が目的で、教育や指導ができる人を認定する制度になります。

 

QCサークル分野では唯一の認定資格で、現役・OBともに一定の実務経験が受験資格として必要です。

 

今すぐは難しいですが、将来取得する資格として目指してみてはいかがでしょうか。

 

【取得するメリット】

 

改善活動のエキスパートとしてアピールできる

 

【資格の等級】

 

なし

 

QCサークル指導士資格認定は、下記の2ステップで構成されています。

 

【検定の内容】

 

ステップ1:日科技連主催のQCサークル推進者コース、または同等の民間講座を受講する ステップ2:QC指導士認定試験を受験する

 

QCサークル指導士資格を取得するために必要な費用には、必須となっているセミナー料金が含まれます。

 

セミナーと試験は同時に申し込めますが、単発でも可能です。(2023年現在/税込)

 

【費用】

 

セミナー+QCC指導士認定試験:156,750円(一般)/ 140,250円(会員) セミナーのみ:134,750円(一般)/ 118,250円(会員) 受験料のみ(2000年4月以降の推進者コース修了者のみ対象):22,000円

 

マネジメントシステム監査員検定

 

ISO内部監査員としての一般的な知識を客観的に評価するのが目的の検定です。

 

【取得するメリット】

 

マネジメントシステム監査員としてのスキルアップ 客観的に知識を評価することによって、仕事のさらなる向上が望める

 

マネジメントシステム監査員検定の等級は、以下の2つに分かれています。

 

【資格の等級と受験資格】

 

中級:これから監査員を目指す方、または現役の監査員 上級:監査経験があり、監査リーダーとして活動している又は活動する予定の方

 

検定の内容は中級と上級で異なっていますが、試験の開催はどちらも年1回のみです。

 

試験問題の出題範囲は中級・上級ともにISO規格ごとに定められていますので、詳しくは一般財団法人 日本科学技術連盟の公式ホームページを参照して下さい。

 

【検定の内容】

 

中級:試験時間60分 上級:試験時間90分

 

マネジメントシステム監査員検定の受験料は、以下の通りです(2023年現在/税込)。

 

【受験料】

 

中級:11,550円 上級:14,300円

 

品質マネジメントシステム審査員

 

品質マネジメント審査員とは、「組織運営の仕組みを審査する専門職」を指しており、下記どちらかの機関へ登録する仕組みになっています。

 

【品質マネジメントシステム審査員登録機関】

 

JRCA:一般財団法人日本要員認証協会 マネジメントシステム審査員評価登録センター IRCA:国際審査員登録機構

 

上級者向けの資格ですから、部署のリーダーとして品質管理を極めたい方におすすめです。

 

【取得するメリット】

 

工場内または企業全体など、組織運営の仕組みを審査するプロになれる

 

品質マネジメントシステム審査員の資格は、4つの区分に分かれています。

 

【資格の等級】

 

審査員候補 審査員 主任審査員 エキスパート審査員

 

品質マネジメントシステム審査員になるには、JRCAまたはIRCAが認定する研修を受講し、試験に合格しなければなりません。 ただし、受験資格・検定内容・受験料などはすべての区分で異なっており、さらにJRCAまたはIRCAのどちらの機関に登録するかでも違ってきます。

 

品質管理の仕事を探すなら寮付き求人.comを利用しよう!

 

品質管理の仕事は、製品の品質と安全性を守るために欠かせません。 さまざまな業種で品質管理を行っているため、求人が多いのも特徴です。 品質管理の一端を担う一般作業員なら、初心者歓迎の求人も多く、資格を取得すると上級職も目指せる将来性の高い仕事と言えます。 丁寧な仕事が得意な人は、品質管理の仕事を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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