派遣求人募集の数は時期によって波がある？

2019年02月20日公開

いざ派遣求人を探そうとした時、いつが最適な時期なのか気になるところですよね。やはり、募集の“数”が多い時がベストなのか、それとも募集内容の“質”を重視した方がいいのか。そもそも募集の数は時期によってどれくらい変動するものなのか…。今回は、派遣求人の募集数についてくわしくご紹介します。どのタイミングにどんな求人が出やすいかも合わせて説明しますね。

求人募集数が多い時期

派遣に限らず、最近は就職状況を「売り手市場」と呼んでいるのをよく耳にしますよね。これは簡単にいうと、求人数が多く就職する側の人が仕事を選びやすいことを言います。とはいえ、企業も年がら年中人を募集しているかといえば、そうではありません。実は時期に合わせた人材確保術を繰り広げています。

たとえば、一般的には2月～3月は求人募集の数が増え始めます。これは、年度変わりの4月を派遣社員の働き始めにする企業が多いから。また応募する人も、仕事始めを子どもの保育園や学校が始まるタイミングに合わせる人が多いです。そのために1～2ヶ月前から求人募集数が多くなります。

つぎに増えるのが7月以降。会社を辞める人の大半が夏の賞与をタイミングに動きます。その欠員確保のために、6月～7月に派遣求人も増え出します。この流れは8月に一旦落ちつき、9月にまた増える場合があります。企業は上半期の業績結果から人員確保に動いたり、10月採用を始めたりするからです。

求人募集数が少ない時期

逆に求人募集が少ない時期は、4月～5月。企業には派遣社員と新入社員がいる状態なので、さほど人員に困っていません。8月はお盆などの休みもあるので、閑散期といえるかもしれません。10月にほぼ1年のピークを迎える派遣求人募集数も、11月以降から数が減り始めます。

求人募集数が少ないからといって、派遣社員にとって就職活動がしにくい時期というわけではありません。この時期、数は少なくても求人の種類や質が変わってくるからです。例えば、技術的な即戦力が欲しい時は数に埋もれないよう企業も募集時期を選びますし、女性社員の産休対応や急な欠員補助によって、めったに求人がでないような業種・職種の募集が世にでることもあります。最近では、新入社員の転職スピードもあがっているので、募集数が少ない時ほど内容を重視した仕事選びができるチャンスです。

タイミングとしては、未経験でチャレンジしたい場合は求人数が多い時期が狙い目です。今までのスキルを携えて、キャリアップや時給アップを目指すなら求人数が少ない時期でも募集のチェックはマストです。

募集が少ない時期でも狙い目の求人は多い？

求人募集の数に合わせて転職活動ができればベストですが、事情によっては時期を選んでいられない場合もありますよね。それが募集の少ない時期なら、どうしますか？そんな時は、新規立ち上げ部署やオープニングの求人が狙い目です。なぜなら、オープニングは大量の人を採用する傾向が高いから。しかも経験や学歴より、これから一緒に盛り上げていってくれる人の熱意やチームワーク、コミュニケーション能力を重視する傾向が高いからです。仕事を始める場合も、みんなが新人なので教えあったりフォローできます。まだ人間関係もできあがっていない職場なので、あとから加わる気まずさや気遣いも必要ありません。

そのほかの面では、募集が多い時期はライバルも必然と多くなります。良い条件の求人には人が集中します。ライバルが少ない時期に募集をすると競争も少なく、ストレスも少ないかもしれませんね。作業内容も比較的丁寧に教えてもらえて、安心して仕事を始められるという点もあります。

まとめ

1年を通した派遣求人数の波は、毎年ほぼ変わりません。ただ、近年人手不足であるのは変わりないので、求人のある時とない時の差は少なくなってきているようには思います。具体的な派遣求人の内容を知りたい方には、寮付き求人.comの事務所でも詳しくご説明しています。ぜひ一度お電話くださいね。