工場派遣業務の種類を紹介

2019年08月22日公開

工場派遣業務というだけで、仕事の内容が知られないまま敬遠されてしまいます。

しかし、工場内作業にも色々な種類があります。

比較的求人が多い、工場内での業務別に、その作業内容について詳しく説明をします。

物流・運搬系

物流・運搬系と言われると、商品の運搬だけが思い浮かぶかもしれません。

運搬は物流の中核と言える仕事ですが、それだけではありません。商品の運搬に加えて、商品の保管・入出庫、梱包・包装、情報管理などの業務を総合的に行い、効率化を図っているのが物流です。

このように物流は業務の幅が広いことが挙げられます。

保管業務は、商品の受け渡しをするまでの間、商品を保管しておくことです。商品によっては品質管理が伴う場合もあります。入出庫業務は、商品の積み下ろしと倉庫への出し入れなど運搬にかかわる作業です。

フォークリフトの免許保持者や経験者が優遇されます。

情報管理業務はJAN、QRコードなどで商品の管理をすることです。物を運搬する業務を中心としながら、取引先の商品管理業務の一端を、運搬・倉庫会社が行っているのが物流の仕事です。

物流の仕事は業務が多岐にわたるため、業務によっては派遣社員として働きながら資格取得も可能です。

加工・組立系

組立・加工は、機械製造などの溶接や、機械操作などの資格・経験を必要とする業務と、自動車や機械の組立など経験がない方でも働ける業務に分かれます。

溶接は、技能講習などを受けて資格を必要とするものと、派遣先などでの特別教育を受ければ従事可能なものがあります。業務によって資格の要不要が変わるため、応募時に確認が必要です。

機械操作の業務は、製品製造機械の作動・監視の他、原材料の補充、機械の清掃や保守点検の作業が加わります。最初から資格を求められることはありませんが、経験を積めば国家資格の機械加工技能士の受験ができます。一定の年数の業務経験がある方は、資格の有無で待遇が変わることもあるので、資格を取得していない方は、資格取得に挑戦しましょう。

自動車や機械の組立・加工の業務は、ラインに沿って組み立て作業をする仕事です。特に資格はいらないため、工場での業務経験がない方でも働くことができます。

軽作業

軽作業は、検品、ピッキング、梱包、仕分けなどを行う仕事です。ひとつの業務だけでなく、一人でピッキングから梱包までを流れとして行うなど、派遣先によって作業内容が異なります。

検品は、衣類・食品などの商品に異物の混入や不備がないかチェックします。 検品は単調な作業ですが、不良品の混入を防ぐために不可欠な作業です。

ピッキングは、注文が入った商品を倉庫の中で集める作業です。

梱包は、ピッキングが完了した商品の破損や汚れ、配送先と数量などを確認して箱や袋に入れる作業です。

仕分けは、商品を配送先別に分けたり、入荷した商品を種類別に分けたりする作業です。軽作業は扱う製品が軽量なものも多く、性別問わず、幅広い年代の方が活躍しやすいお仕事でもあります。

まとめ

工場派遣業務について紹介してきました。なにかと敬遠されがちな工場派遣業務ですが、労働時間の管理がしっかりとしていて、意外と残業をしなくても良いという会社がたくさんあります。加えて、工場系の仕事は、求人数に比べて応募者が少ないということもあり、時給が高めになっていることが多いのも特徴です。

じっくりと集中して仕事に取り組みたいという人や、仕事をしながら資格取得をして手に職をつけたいという人には向いている仕事です。

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