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生産管理の仕事内容とは?やりがいや資格、求人の多い業種を解説

2023年02月10日公開     2023年04月18日更新

「生産管理ってどんな仕事?」 「生産管理にはどの資格がおすすめ?」 「生産管理ってやりがいはある?」

 

この記事では、このようなお悩みをお持ちの方に、生産管理の仕事内容について説明していきます。

 

後半では生産管理をするうえで役立つ資格や生産管理のやりがい、生産管理に必要なスキルについても紹介していますので最後までご覧ください。

 

生産管理の基本

 

 

まずは生産管理の基本について紹介していきます。

 

生産管理とは?

 

生産管理とは製品を作るうえで欠かせない役割です。 なぜなら文字どおり、製造工程の最初から最後までを管理する仕事だからです。 品質、原価、納期をコントロールすることがこの業務の最大のミッションとされており、この3要素はそれぞれの英語の頭文字を取って「QCD(Quality、Cost、Delivery)」と呼ばれています。

 

生産管理ではこのQCDを意識しながら生産性の最大化を目指すことが重要です。

 

「生産管理」と「工程管理」の違いとは?

 

生産管理と工程管理の違いはその業務の幅にあります。 生産管理は製品の企画から出荷まで担当しますが、工程管理はその内の製造工程のパートのみを担当することになります。 そのため、工程管理は、生産計画をもとに納期通りの生産ができるよう、各製造パートの進み具合を管理することがメインの業務です。 日ごとや週ごと、月ごとに作らなければいけない製品数を生産するために業務の効率化を行うことも重要となります。

 

また、進捗が芳しくない時には、納期に間に合うように柔軟な対応を求められるなど、生産管理の中でも大切なパートとなっています。

 

「生産管理」と「品質管理」の違いとは?

 

品質管理とは、生産された製品の品質が一定の水準に達するように管理する業務です。 こちらも工程管理同様、生産管理の一部の業務ではありますが、重要な業務であることには間違いありません。

 

なぜなら、製品に不具合があれば企業の信頼や売上を失い、生産にかけたコストを無駄にしてしまう可能性があるからです。 そのため、企業・製品のブランド力を守るために必要な業務といえます。

 

生産管理の生産方式の種類

 

 

生産方式とは、製品を作るための方法のことです。生産方式は以下の4つに分けられます。

 

・ライン生産方式

・セル生産方式

・ロット式生産方式

・個別式生産方式

 

ここではそれぞれの生産方式の特徴について紹介していきます。

 

ライン生産方式

 

ライン生産方式は、ベルトコンベアーで製品を流しながら部品を取り付けたり、加工したりして生産する方法です。 何名かの作業者が並んでそれぞれの作業を行うため、一人ひとりにかかる負担が少なく済むのが特徴といえます。

 

ライン生産方式のメリットは以下の通りです。

 

・連続して製造が可能になるため生産効率が高い

・一定のスピードで生産ができるため生産量を安定させやすく、予測も立てやすい

・大量生産に向いている

 

一方で、ライン生産方式のデメリットとしては、ベルトコンベアーなどの設備面で初期費用が高い点や、作業が単調になり作業員の集中の維持が大変なこと、不具合が出た時の商品回収ダメージが大きいことなどが挙げられます。

 

ロット式生産方式

 

ロット式生産方式とは、生産量が販売量を上回りすぎないように1日の生産量を決めて作業を進める方法です。 設定する生産数のことをロットと呼びます。

 

ロット式生産方式のメリットは、以下のとおりです。

 

・需要に合わせた量を生産するため過剰在庫を抱える危険が少ない

・製造した日時

・場所ごとのロットに番号を付与することで、不良品が出た場合にそのロットだけの回収で済む可能性がある

・必要な量が製造できたら次の製品の生産に移ることで機会損失を減らせる

 

ロット式生産方式のデメリットには、ロットそのものの設定が難しいことが挙げられます。

 

セル生産方式

 

これまでは売り手市場だった業界も多く、大量生産ができるライン生産方式が主流でしたが、現在では多くの製品を少量生産できる体制を作ることが重要となっています。

 

この体制を作るために生まれたのがセル生産方式です。

 

セル生産方式では、一人や数名程度の少人数で作業を行うのが特徴です。

 

ライン生産方式のように作業員はラインに立ったままではなく、動き回りながら製品を作っていきます。 そのため、セルごと(作業する範囲ごと)に柔軟な対応が可能となります。

 

また、作業員もさまざまな作業を覚えなくてはいけないため、スキルアップしやすいことがモチベーション維持にもつながりやすいでしょう。 セル生産方式のデメリットとしては、作業員のスキルが必要な点です。 ライン生産方式に比べて、研修をする時間や費用がかかってしまうことが課題としてあげられます。

 

個別式生産方式

 

個別式生産方式とはいわゆるオーダーメイド、受注生産のことです。 注文が入ってから生産を行うことができるので、余分な在庫を抱えることなく納品を行えることがメリットといえるでしょう。

 

生産管理の仕事内容

 

 

ここからは生産管理の仕事内容について紹介していきます。

 

需要の予測

 

需要の予測は生産管理の仕事の中でも最も重要な工程です。 さまざまな環境の要因から生産数を決めるのがここのパートになります。 需要の予測を誤ってしまうと、在庫切れや過剰在庫など、企業の機会損失にもつながってしまうため責任重大です。 正確な予測のためには、知識や経験だけでなく、データを読みとる力も必要となるでしょう。

 

生産計画

 

需要予測で立てた生産数の製造を、どのように実現するのかを考えるのが生産計画です。 生産計画では、必要な材料、納期、どの設備・人員を使うかなどを決めていきます。 製造工程の肝となる部分です。

 

調達・購買計画

 

生産計画によって決められた材料の調達・購買計画も業務のひとつです。 資材の調達は多すぎても少なすぎてもいけないため、生産計画通りに調達することが重要となります。 仕入れコストを抑えられるか、必要な量の資材が確保できるのかなど、仕入れ先の選定も大切です。

 

生産実施・制御

 

製造を実施する段階です。 納期に間に合わせられるようにコントロールしていきます。

 

人員・工程管理

 

計画に沿った生産を行うため、配置された人員を管理し必要であれば調整をしていきます。 また、生産計画通りに製品ができあがっているか、管理を行なっていきます。 生産遅延への対応や効率化なども、このパートの重要な業務です。

 

品質・在庫管理

 

できあがった製品の検査をする工程です。 不良品を発見した場合は、生産したロット番号、生産日などを特定し、原因の調査をします。 在庫管理では、在庫数の把握や、次の生産計画と連携し次回生産数の調整を行います。

 

生産管理に必要なスキル

 

 

ここでは、生産管理に必要なスキルについて紹介していきます。

 

マネジメント能力

 

生産管理を行う上で、マネジメント能力は必須です。 なぜなら、生産管理は製造工程における監督のような存在だからです。 全体像を把握しながら、製造工程に不備がないか管理していく必要があります。

 

急なトラブル対応のため、製造工程の一部を調整するなどの突然の事態にも現場をまとめなければいけません。 常にQCDを意識して、生産性の最大化につながるマネジメントをしていく必要があります。

 

情報分析能力

 

データから情報を読み解く能力も生産管理には必要です。 機会損失を防ぐためにさまざまな情報から需要の予測を立てたり、製造の遅れ・不良品の原因分析などを行ったりします。

 

論理的な思考力

 

生産管理は、予定通りに業務を進めていくために、どのような方法・手法を選ぶか決めなければいけません。 どの設備・材料を活用し、どれくらいの人材を配置し、どれくらいの期間で完成させるかなどを決定するには論理的な思考力が必要です。

 

柔軟な対応力

 

製造が計画通りに進まない場合には、臨機応変な対応が求められることもあるでしょう。 トラブルや不具合は材料や設備にとどまらず、ヒューマンエラーでも起こりえます。 他部署との調整を行ったり、業者と交渉をしたりと柔軟な対応力が必要です。

 

生産管理に役立つ資格

 

 

生産管理に役立つ資格には以下のものがあります。

 

・生産管理プランニング

・生産管理オペレーション

・中小企業診断士

 

それぞれがどのような資格なのか説明していきます。 中央職業能力開発協会が実施している「生産管理プランニング」「生産管理オペレーション」は厚生労働省後援の試験です。 構成としては4級として「BASIC級 生産管理」が初学者向けにあり、生産管理プランニング、生産管理オペレーションそれぞれに2級・3級が、最上位に「1級 生産管理」が置かれています。 生産管理プランニングでは製品企画や生産計画、納期管理などについて学ぶことができ、生産管理オペレーションは作業や工程管理、在庫管理などが学べます。 どちらも生産管理として活躍するために活かすことのできる資格です。

 

中小企業診断士は企業の経営課題を見定めアドバイスをするための資格ですが、課題発見能力や経営全体の知識を蓄えることで生産管理としてスキルアップを目指せるでしょう。

 

生産管理の魅力・やりがいとは?

 

 

生産管理は製造部門の要の存在です。 プロジェクト全体を通じて滞りがないようにと、プレッシャーがかかる業務ですが、材料の調達から出荷までの長期間、製品と関わることができるポジションはそうはないため、やりがいのある業務といえるでしょう。 各方面での調整や管理能力が求められるため未経験での募集は少ないですが、企画開発や資材購買、製造の経験があれば未経験からでもキャリアアップを目指せるかもしれません。

 

生産管理の「派遣求人」が多い業種とは?

 

 

生産管理の求人は、自動車や工業機械、精密機器、生活家電・用品、医療機器などの生産といった、さまざまな業種で募集されています。

 

そのため製造部門がある業界であれば、ほとんどの場所で必要とされるお仕事といえるでしょう。

 

まとめ:生産管理の仕事を探すなら寮付き求人.comを利用しよう!

 

この記事では生産管理の仕事内容について紹介しました。 生産管理は製造部門の中でもとくに重要な役割で、最初から最後まで関わることができるポジションです。

 

そのため大きなやりがいや達成感を得られるでしょう。

 

生産管理にさまざまなスキルや情報分析力、対応力が求められます。

 

今はまだスキルに自信がない人でも、業務を通じて少しずつ身につていくことが大切です。

 

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