自動車部品のピッキングとは？仕事内容や特徴を紹介！

2020年01月02日公開

数ある仕事の中でも、自動車部品のピッキングと聞いてどんな仕事をするのか、ピンと来る人は多くないでしょう。自動車産業や自動車工場などの職場は仕事の細分化がされ、何となく男性が多いというイメージもありますが、実際には軽作業もあり女性も活躍できる職場です。ピッキングには「採集」とか「拾い集める」という意味がありますが、自動車部品のピッキングはどんな仕事をするのでしょうか。車に興味のある人も、モノ作りに興味のある人にもおすすめの仕事です。仕事内容ややりがいを知って、チャレンジしてみませんか。

自動車部品のピッキングの仕事内容

幅広い人材が活躍できる

自動車部品というと大きなものばかりというイメージもありますが、中には小さな部品やフィルターのように軽いものもあるので、職場によっては女性が多く活躍している場合もあります。また部品は倉庫の棚から台車に積み替えて移動するため、幅広い年齢の人ができる軽作業の仕事です。

スキルや知識は不要

自動車部品のピッキング作業は、生産ラインで使用する部品や出荷する部品を集める品出しの仕事です。与えられた指示書にある部品を、広い倉庫内から探し指示された数を集めます。自動車や機械に詳しくなくても、また部品名を知らなくても指示書に書かれた番号などで探すため、知識が無くても始められる仕事です。

快適な労働環境

自動車部品のピッキングは基本的に、工場や倉庫内でする仕事です。直接取引先やお客さんと会うことが無いので、基本的に髪色やヘアスタイルなどの自由度が高いことが多いです。また自動車メーカーの工場以外の下請け企業などでも子会社をはじめ優良企業が多く、社員食堂をはじめ福利厚生などの制度や設備が整っている職場がたくさんあるのも特徴です。

自動車部品のピッキングに向いている人

頭と体を同時に使う仕事

自動車部品のピッキングの仕事は、基本的に立ち仕事です。空調完備のオフィスでのデスクワークとは違い、たくさんの距離を歩きます。広い工場や倉庫内を歩いて部品を集めるため、職場によっては相当の運動量になります。それと同時に出荷場や生産ラインへ部品を届けるために、効率よく全ての部品を集める必要があるため、集中力も同時に求められます。

プレッシャーを力にしよう

自動車部品のピッキングは、広い倉庫内から指示された部品を過不足なく集めなくてはなりません。ピッキングされた部品は出荷されたり、生産ラインで使われたりしますが、部品の種類や数量を間違えると、その後の生産管理や在庫管理に支障が出たり、作業効率の低下に直結したりするため慎重さが求められます。できるだけ迅速に、かつ間違いなく、しかも丁寧な仕事が求められるので、初めは間違ってはいけないというプレッシャーが付きまとう人もいます。

自分なりの目標設定や向上心も必要

前述したように、ピッキングの仕事は早くミスなく行う迅速さと集中力が求められます。しかし広い工場や倉庫内には多量の部品が山と積まれていて、その中から自分に与えられた指示書の内容通りの部品をピックアップするため、どこにどんな部品があるのかを頭に入れていないと、闇雲に右往左往することになります。少しでも早く間違いなく部品を集めるために、自分なりの作業時間の目標を設定するなど向上心を持って取り組めると良いでしょう。

自動車部品のピッキングのやりがい

自動車産業を支える重要な存在

自動車には高度な技術が結集していると同時に、大小様々な部品やパーツの組み合わさったものです。自動車を製造するラインでは、必ず大量の部品が必要となり、必要な部品を製造ラインに用意したり、倉庫から出荷したりするためには、それを必要量集めてくるピッキングの仕事が不可欠です。一見、地味な職種に思えますが、自動車産業界にとっても不可欠な存在です。

ミスが遅れや誤出荷に直結しかねない

これまでにも述べたように、自動車部品のピッキングの仕事は地味なようで、重要な仕事です。オーダーが入った場合や指示が出た時には、迅速に対応することで製造現場は円滑に仕事ができます。ミスをすれば、大きな遅れやデッドストックにつながることもあるためプレッシャーを伴いますが、それだけ自分の仕事が世に送り出される自動車に関わっていると実感できます。

経験がものを言う仕事

自動車部品のピッキングは、自動車や部品そのものについての専門的な知識までは必要ありませんが、迅速に効率よく仕事をすすめるためには、経験が何より必要です。少しでも早く正確にピックアップし、製造ラインや工場の円滑な仕事につなげるために、自分の任せられた仕事の精度を高める努力が求められます。自分なりの目標を見つけ、そこに向けた精度の高い仕事をしましょう。