派遣とキャリアアップ
2017年05月24日公開 2019年12月17日更新

みなさんこんにちは。寮付き求人.comの志津です!愛知県内での住み込み・入寮・社宅完備のお仕事情報を沢山ご用意して本日もはりきって運営しています!
このお役立ちコンテンツは派遣法など法律を中心にお伝えするコンテンツという事で、ナカナカ解りにくい派遣法のことを、働く人たちから見たときに、仕事選びや就業中のポイントをピックアップしてお伝えしていきたいと思います。
キャリアアップ
今回のテーマは「キャリアアップ」についてお伝えします。2015年の秋の派遣法改正により、派遣で働く人達全員を対象に派遣会社は段階的かつ体系的な教育と希望者に対するキャリアコンサルティングの実施を義務付けました。キャリアアップを辞書で調べると“より高い資格・能力を身につけること。経歴を高めること。”とあります。
今回の法改正ではこの教育・仕組みを派遣会社は派遣で就業する人たちに提供をしなければならないのです。しかも教育に掛かる費用は無償、教育に要した時間には手当を支給しなければなりません。これを有給・無償の実施と言います。
段階的かつ体系的
教育の内容は派遣会社で設定しますが、段階的かつ体系的となっていますので、(1)どの分野で(職業別のテーマ等)(2)どんなステップで(回数を重ねるごとにレベルが上がる)教育を行うかを派遣会社は事前に計画を行わなければなりません。例えば製造関係のお仕事に強い派遣会社の場合は、製造関連に特化した教育とそれ以外の一般的な就業に係る教育を準備したりします。またこれらの教育は最低でも1年8時間以上、3年間は継続することになっていますので、自分自身がどんなキャリアアップを望むかをハッキリして、それに沿った教育を提供している派遣会社を選択することも派遣会社選びの一つの指標になるかもしれませんね。
もう一つはキャリアコンサルティングの実施という事で、専門のコンサルタントが実際に働く人のキャリアカウンセリングを実施し、自身のキャリアアップ実現を強力に後押しします。こちらは希望者のみ実施となっており、カウンセリングにかかわる費用に関してはとくに定めはないので、各派遣会社の相談窓口にて事前に確認しておくことをお勧めします。

まとめ
このように、派遣会社の役割は仕事の紹介だけではなく、もっと長期的な視点でどのように生きていくのかという事も提供しているのかもしれませんね。じっとしても1年、がむしゃらにやっても1年。時間をどのように使うかはあなた次第です。機会があったら派遣会社の人に聞いてみて下さいね。さて次回は派遣就業で取り交わす書面についてご説明したいと思います。最後までお読み頂きありがとうございました。
【記事執筆】志津 伊佐朗
HR・人材サービス部部長。1970年生まれ。ドラゴンズが大好きな食いしん坊。特技:ロジカルなギャグを飛ばすこと
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