工場見学の服装まとめ!靴・腕時計・メイク・持ち物はどうする?
2023年04月01日公開 2023年05月09日更新

目次
「なぜ工場見学には服装のルールがあるの?」
「工場見学に着ていくべき服装はどんなもの?」
「工場見学に参加する際の服装や身だしなみの注意点が知りたい」
この記事ではこのようなお悩みをお持ちの人に向けて工場見学に参加する際のおすすめの服装について紹介しています。
記事の後半では正社員、派遣社員向けの服装・身だしなみの注意点や工場見学時に必要な持ち物についても紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
なぜ工場見学には服装ルールがあるの?
工場にはさまざまな機械や道具がありますので、ささいな不注意で大ケガを負ってしまう可能性があります。
とくに服装は身を守るうえで重要なポイントとなるため、工場ごとにルールを定めているのです。
ヘルメットや作業着の着用も安全第一を考えてのものですので、正しく着用しなければなりません。
またアクセサリーなどの装飾品は機械に巻き込まれる恐れがあるため、外すように求められる可能性があります。
安全に工場見学を終えられるよう、定められた服装ルールを守るようにしましょう。
なお、実際に工場で働く際の服装については下記の記事で詳しく解説しております。
▼参考
服装・髪型を問われない業種はある?自分の個性が出しやすい仕事を選ぶには
工場見学で借りられるモノ
工場見学の際、必要なものは基本的に借りられます。
なぜなら安全面の確保こそが、企業にとって最も優先すべき課題だからです。
工場によって貸与物は異なりますが、主に以下のものを借りられることが多いようです。
- ・作業着
- ・安全靴
- ・ヘルメット
- ・白衣
- ・保護メガネ
一時的に貸し出しされているものなので、見学が終わったら忘れずに返却するようにしましょう。
可能であれば、どのタイミングで返却すべきか事前に企業の担当者に確認しておくことをおすすめします。
工場見学の服装(基本編)
まずは工場見学の基本的な服装ルールについてご紹介していきます。
- ・長袖・長ズボンで肌の露出を避ける
- ・動きやすい服装
- ・靴は安全性を優先
- ・清潔感
長袖・長ズボンで肌の露出を避ける
工場見学では長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を避けるようにしましょう。
なぜなら、肌の露出が多いと擦り傷や火傷といった思わぬケガを負ってしまうリスクがあるからです。
さらに露出の多い服装は企業の担当者の印象もよくはないでしょう。
そのため長袖・長ズボンが工場見学時の基本的な服装となります。
動きやすい服装
服装を選ぶ際に気をつけたいもうひとつのポイントは、動きやすい服装を選ぶことです。
こちらも安全面、危険性の観点から必ず守るようにしましょう。
工場内にはさまざまな機械があり、通路に凹凸があったり極端に狭かったりしますので、動きやすい格好は必須です。
ただし、動きやすいからといって「フード付きのパーカー」や「大きめのサイズ」はおすすめできません。
機械や資材に引っかかるなどのトラブルが起こる可能性がありますので、身丈に合ったものを選ぶようにしましょう。
靴は安全性を優先
靴は履き慣れたものを選ぶとよいでしょう。
転倒したりすべったりする可能性がありますので、「ゴム底の革靴」や「スニーカー」がオススメです。
見学時は立ちっぱなしや歩きながら説明を聞くことが多いため、「サンダル」や「かかとの高い靴」は避けるようにしてください。
色は無難な「白系」や「黒系」のものを選ぶとよいでしょう。
事前に靴の指定がある場合は用意しなければいけませんので、訪問先や派遣元に聞いておくとよりスムーズです。
清潔感
工場見学は顔合わせを兼ねているケースが多いため、身だしなみの清潔感には気をつけましょう。
企業の担当者は見た目からもやる気や積極性を感じ取っているので、注意したいところです。
そうはいっても企業側は高級な服装を求めている訳ではありません。
ヨレヨレのシャツや汚い印象のズボンはNGというだけで、きちんと洗濯されていて不快な印象を与えない服装であれば問題ありません。
色もなるべく地味な色や白などの爽やかなものを選びましょう。
派手に感じる色や柄物、デザインは避けるようにしてください。
工場見学の服装・身だしなみ(男性の派遣社員)
ここからは工場見学時の服装・身だしなみの注意点について紹介していきます。
まずは男性の派遣社員向けの内容から見ていきましょう。
- ・オフィスカジュアルが基本
- ・工場見学に相応しい男性の「靴」
- ・工場見学に相応しい男性の「髪型」
- ・工場見学に相応しい男性の「髭」
- ・メイク・香水・アクセサリーの注意点
なお、派遣社員の面接時の服装については下記の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
▼参考
オフィスカジュアルが基本
派遣社員での就業を希望しているのであれば、とくに服装の指定がない限り私服でかまいません。
最もおすすめなのが、長袖・長ズボンの「オフィスカジュアル」です。
大きすぎるサイズのものは機械に引っかかったり巻き込まれたりする可能性がありますので、自分の身丈に合ったサイズの服を着ていきましょう。
ただし、私服可といっても自分好みの服を着ていけばよいというわけではありません。
個性的すぎる・派手すぎる服は一緒に働くことになるかもしれないスタッフに不快感を与えてしまう可能性がありますので、なるべくシンプルなものを選ぶとよいでしょう。
<服装のOK例>
- ・オフィスカジュアル:長袖のシャツ/ジャケット/チノパンなど
- ・動きやすい格好:長袖のTシャツ/トレーナー/ジーンズなど
危険性が少なく、相手に不快感を与えないような服装を心がけると印象がよくなります。
<服装のNG例>
- ・派手、個性的な服装
- ・半袖、ハーフパンツなどの露出度の高い服装
露出度の高い服は思わぬ怪我をしてしまったり、だらしない印象を与えてしまったりする可能性がありますので、工場見学には不向きです。
工場見学に相応しい男性の「靴」
工場はさまざまな機械や部品があり危険な場所もありますので、普段から履き慣れている靴を選ぶとよいでしょう。
手持ちのスニーカーでもかまいませんが、汚れや古さが一目でわかるような靴はNG。
靴も服装と同じように主張が強い派手なものではなく、なるべくシンプルな色・デザインのものを選ぶようにしましょう。
白系や黒系の無地、またはワンポイントの靴を選ぶのが無難だといえます。
紐のスニーカーはほどけてしまったり、その紐を踏んで転倒してしまったりする可能性がありますので、紐なしのスニーカーがあればベストです。
紐付きしかない場合は、ほどけないように気をつけましょう。
なお、脱ぎ着しやすいからといってサンダルのような履き物は危険性の観点から認められていません。
また、工場によってはつま先が硬くなっている安全靴の着用が義務づけられています。
その場合は貸出ししてくれるのか、自身で用意する必要があるのか確認しておきましょう。
工場見学に相応しい男性の「髪型」
工場見学に参加する際は、髪の毛を整えておくのが最低限のマナーです。
当たり前ですが、寝グセはだらしない印象を与えます。
ただし、ヘルメットの着用を求められる可能性があるため、「整髪料」の使用はおすすめしません。
髪型自由の工場であれば髪色やパーマなどはさほど気にすることはありませんが、不衛生な印象を与えるスタイルはNG。
たとえ、髪型に対する記載がなかったとしても、明るすぎるカラー・派手なパーマは避けたほうが無難です。
また男性でも髪の長い人はゴムなどでまとめておきましょう。
工場見学に相応しい男性の「髭」
ヒゲはきちんと剃っておくのが基本です。
無精ヒゲはだらしないだけでなく、不衛生な印象を与えてしまいます。
「ヒゲOK」という記載があるのであれば生やしていても問題ありませんが、衛生的に整えておくのが大人のマナーです。
清潔感のある見た目に気をつけられれば、相手も好感を抱いてくれるでしょう。
メイク・香水・アクセサリーの注意点
メイクや香水をしている男性が増えているようですが、工場見学の場では避けた方が無難でしょう。
とくに食品や化粧品を扱っている工場では、品質管理の一環としてメイクや香水が禁止されているケースがほとんどです。
指輪やネックレス、ピアスなどのアクセサリーも思わぬ事故や怪我に巻き込まれる可能性があります。
一方、腕時計はほとんどの工場で着用が認められていますが、あまり派手なデザインは避けた方がよいでしょう。
工場見学に適したデザイン、必要最低限の機能を持ったモデルにとどめるようにしてください。
工場見学の服装・身だしなみ(女性の派遣社員)
つづいて、派遣社員を目指す女性が工場見学に参加する際の服装についてご紹介します。
- ・オフィスカジュアルが基本
- ・工場見学に相応しい女性の「靴」
- ・工場見学に相応しい女性の「髪型」
- ・メイク・ネイル・香水の注意点
- ・アクセサリーの注意点
一方、面接時のノウハウについては下記の記事を参考にしてください。
▼参考
工場の面接って本当に受かりやすいの?面接に受かるためのポイントも紹介
オフィスカジュアルが基本
女性の場合も、とくに服装の指定がなければ私服でかまいません。
男性と同じく危険性を考え、長袖・長ズボンを基本に選ぶようにしましょう。
見学だからといって、キャミソールやミニスカートなどの露出が多い服装はNGです。
またブランド品は場にそぐわないため避けた方が無難でしょう。
動きやすく、清潔感のある服装を心がけて選んでください。
<服装のOK例>
- ・オフィスカジュアル:長袖のブラウス/チノパン/アンクルパンツなど
- ・動きやすい服装:長袖Tシャツ/カットソー/ジーンズなど
<服装のNG例>
- ・派手すぎる服装やブランド品
- ・キャミソールやミニスカートなど、露出度の高い服装
- ・ロングスカートやマキシワンピースなど、動きにくい服装
工場見学に相応しい女性の「靴」
女性であればお仕事をする際にパンプスを履く人も多いでしょうが、工場見学では履き慣れたスニーカーなどのフラットシューズが理想的です。
ポイントは、「つま先」と「かかと」がしっかりホールドされ、なおかつ「靴底が平ら」になっているかどうか。
ハイヒール・サンダル・ミュールなどは動きにくいだけでなく、転倒する危険性がありますので選ばないようにしてください。
派手すぎない地味な色のフラットシューズを選ぶようにしましょう。
<靴のOK例>
- ・スニーカー
- ・ローファー
- ・デッキシューズ
- ・カッターシューズ
- ・バレーシューズ
工場見学に相応しい女性の「髪型」
危険防止の観点から、長い髪の人はまとめて行くようにしてください。
ヘルメットの着用が想定される工場では、アップスタイルよりも一つ結びの方が無難です。
もちろん寝グセは悪印象を与えてしまうので、髪はとかしておきましょう。
ただし、スタイリングジェル・ムース・スプレーといった匂いの元となる整髪料は好ましくありません。
髪型自由という求人であっても、派手なカラーや染めた色と黒髪が混ざっているような状態は避けた方がよいでしょう。
メイク・ネイル・香水の注意点
精密機器・食品を扱う工場などは、かなりの確率でメイク・ネイル・香水が禁止されていますので事前確認が必要です。
また、メイクOKという工場でも見学時に厚化粧は考えもの。
見学時は薄めのナチュラルメイクにしておきましょう。
見学中に女性スタッフがどの程度メイクをしているかチェックしておくと、採用後の参考になります。
なお、自動車工場などでは香水が認められているケースが多いようですが、好き嫌いもありますのでつけないほうが無難です。
アクセサリーの注意点
アクセサリー類は安全面を考え、基本的には外すようにしましょう。
とくに指輪やネックレスは思わぬ事故が起こることもあり得ますので、オシャレ目的のアクセサリはNGです。
ピアスはシンプルで小さいスタッドタイプのものであれば認めている工場もありますが、食品工場では異物の混入を防ぐために禁止されています。
特記事項がなく判断に迷った場合は、外しておいた方が無難です。
工場見学の服装(男性の就活生)
ここからは、就活中の大学生・専門学校生へ向けて工場見学の服装に関する注意点をご紹介します。
派遣社員と比べると多少求められるレベルが高くなるのが特徴です。
- ・リクルートスーツが基本
- ・就活生の身だしなみ
リクルートスーツが基本
正社員などの直雇用を視野に入れた工場見学であれば、リクルートスーツを選ぶようにしましょう。
もちろん私服可という工場もありますが、スーツを選んでおけば間違いありません。
一方で「私服指定」のような訪問先であれば、あらかじめ企業の担当者に確認しておくとよいでしょう。
スーツでNGというケースはまれだと思われますが、あえて「私服」とただし書きされているなら前述した派遣向けのオフィスカジュアルを参考にしてください。
就活生の身だしなみ
スーツであればクリーニングされたもの、アイロンがけされたYシャツなど最低限のマナーを満たした服装を目指しましょう。
シミのついたシャツやヨレヨレのスーツ、埃まみれの靴では就労への熱意が伝わりません。
私服指定の場合は、できるだけシンプルで清潔な服装が求められます。
なお、髪型や身に付ける小物についての注意点は派遣社員と同じなので、前述した解説を参考にしてください。
工場見学の服装(女性の就活生)
ここからは女性の就活生が工場見学する際の服装を選ぶポイントについて紹介していきます。
女性の場合も就活生と派遣社員とでは求められる服装が異なりますので注意しましょう。
- ・リクルートスーツが基本
- ・就活生の身だしなみ
リクルートスーツが基本
女性の場合も、正社員や直雇用を前提とした工場見学であればリクルートスーツが無難でしょう。
最もおすすめなのは、動きやすいパンツスーツです。
私服指定であれば、白・黒・紺・水色・ベージュといった控えめカラーのオフィスカジュアルを選びましょう。
足元はすべりにくく、疲れにくい靴を選ぶのがポイントです。
ローファーであれば、スーツ・オフィスカジュアルともに「きちんと感」を演出できます。
就活生の身だしなみ
男性と同様に、女性の身だしなみでも最初に求められるのは清潔感です。
髪の毛が肩より長い女性は、1つ結びでまとめておきましょう。
就活で最も重要なのは第一印象ですから、誰からも好感が持たれる正統派の服装とマナーが必須です。
なお、メイク・ネイル・香水・アクセサリーの詳細については、前述した派遣社員向けの解説を参考にしてください。
工場見学に必要な持ち物は?
ここからは工場見学の際に必要、もしくは持参した方がよい持ち物についてご紹介していきます。
工場によって多少の差はありますが、一般的には以下のものがあれば十分でしょう。
▼筆記用具・メモ帳
筆記用具は必要な情報を忘れないように書き留めるために必須です。
またメモを取りながら話を聞いている様子は相手にとっても好印象ですので、積極的に行うようにしましょう。
4色ボールペンを1本用意しておくと、重要なポイントを色分けできるので便利です。
▼腕時計
工場見学の説明を受けている最中に、スマートフォンや携帯電話を見るのは厳禁です。
時間の確認ができるよう、腕時計を装着しておきましょう。
ただしオシャレ目的と感じるような派手なモデルは控えるようにしてください。
▼大きめのカバン
工場見学では、企業側から書類が配布されることも珍しくありません。
A4の書類を折らずに収納できるよう、大き目で黒系のシンプルな鞄が理想です。
▼受付表
中には、受付表を提出しないと見学できない工場もあります。
事前に受付表が配布されている場合は、忘れずに持参しましょう。
まとめ:工場の仕事を探すなら寮付き求人.comを利用しよう!
この記事ではこれから工場見学に参加する人に向けて服装や身だしなみの注意点、必要な持ち物について紹介してきました。
一般的に、工場見学は面接の前に実施されます。
つまり、工場見学での第一印象が採用・不採用に大きく影響するからこそ、服装には細心の注意を払うべきなのです。
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