長期派遣で実際に働く期間はどれくらい?長期派遣のメリットなども解説
2022年07月16日公開

目次
長期派遣は安定して続けられる働き方のひとつです。
さまざまな業種、職種に未経験からチャレンジできることも大きな魅力といえるでしょう。
この記事では、「長期派遣のお仕事に興味がある方」に向けて、長期派遣として働くメリット・デメリットなどついて紹介していきます。
長期派遣として働ける期間の上限や、上限が該当しないケースについても説明していますので、ぜひ参考にしてください。
長期派遣の派遣期間はどれくらい?
通常、長期派遣の契約期間は、3〜6か月とされています。
ただし期限が来ると期間の更新ができ、最長でトータル3年間勤務できます。
長期派遣の定義は派遣会社によって若干異なりますが、3か月以上が長期派遣と考えておいてよいでしょう。
一方短期派遣というのは、3か月未満の期間限定のお仕事です。
繁忙期などの決まった期間だけの募集が多いため、基本的に更新はありません。
長期休暇やお仕事探し中の繋ぎで働ける場所を探している人にぴったりの働き方といえるでしょう。
長期派遣と短期派遣の違いとは?
では長期派遣と短期派遣は、働く期間以外にどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、長期派遣と短期派遣の違いについて説明していきます。
契約更新の違い
長期派遣と短期派遣の1番の違いは、契約更新があるかないかです。
一般的に長期派遣は、派遣元会社から更新の打診をされることが一般的といえます。
期間は3か月での更新や、6か月、1か月での更新もあり企業によってさまざまです。
一方で、短期派遣は基本的に契約更新がありません。
いわゆる「繁忙期だけ人手が欲しい」という企業のお手伝いをするようなイメージです。
ただ、短期派遣でも最初の2か月をお試し期間とし、更新の希望があれば相談が可能なケースなどもあるため、希望する場合は確認してみるとよいでしょう。
仕事内容の違い
長期派遣と短期派遣では仕事内容にも違いがあります。
長期派遣は、ある程度のスキルを求められ、専門的な業務を行うことがほとんどです。
そのため、業務を通じて、スキルを磨くことも可能でしょう。
長く働いてくれることが前提となっているため、研修が充実していたり、フォローがしっかりしていたりと働く環境が整っていることが多いことも長期派遣の特徴です。
一方、短期派遣の場合スキルがなくてもできる業務が多く、研修などが行われていないことも多いでしょう。
誰にでもできるような業務内容が多いだけに、スキルアップは難しいかもしれません。
未経験OKで大量募集していることも多いため、はじめて派遣で働くという人は、短期派遣から始めてみるのもよいでしょう。
3年以上の期間派遣社員として働くことはできる?
派遣社員は、同事業所・同部署で3年以上勤務することを法律で禁止されています。
しかし、以下のケースに当てはまる場合は派遣社員として、3年以上働くことが認められています。
・労働者が60歳以上
・期限が明確に定められている有期プロジェクトでの勤務
・日数限定業務(1か月の勤務日数が、通常の従業員の半分以下であり、かつ10日以下)の場合
・産前産後休業や育児休業、介護休業などを取得する従業員の代わりに就業する場合
・派遣先で部署異動をしてもらう
また、派遣元や派遣先との雇用形態を変更する場合、継続して勤務することが可能です。
・派遣元に無期限雇用にしてもらう
・派遣先に直接雇用してもらう
長期派遣の3年ルールは、安定した雇用を守るためのものです。
長く勤務を続けたい場合、上記を参考にして、派遣元や派遣先の会社と相談するとよいでしょう。
長期派遣社員として働くメリット
長期派遣で働くメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、長期派遣社員として働くメリットについてご紹介します。
メリット① 長期間の安定した収入が見込める
長期派遣は、もともと契約更新を前提に派遣されていることがほとんどです。
そのため、長期にわたって、安定した収入を見込めるのが大きなメリットといえるでしょう。
長期派遣の場合フルタイムでの勤務が多く、繁忙時には残業を依頼されることもありますので高収入を期待できます。
メリット② スキルを身につけやすい
長期派遣は、専門的なスキルを身につけやすいこともメリットでしょう。
また、未経験での募集を行っている派遣会社もあるため、新しいスキルを身につけたいと考えている方でも働ける可能性があります。
長期派遣の場合、研修制度が整っていたり、サポートが手厚かったりと職種未経験でも活躍できる環境が整っていることがほとんどです。
未経験では、関われない業種・職種にも挑戦できるかもしれませんので、ぜひ派遣社員を検討してみてください。
メリット③ 派遣先企業と信頼関係を築きやすい
長期派遣は、良好なチームワークを築きやすいところもメリットのひとつ。
同じオフィスで勤務するスタッフと長期にわたってコミュニケーションを取るので、働きやすい環境になっていく可能性が高いといえます。
短期派遣では、このような関係を築くことは難しいこともあるでしょう。
長期派遣であれば、周囲との良好な関係を築き、ストレスなどの普段を減らして働けるでしょう。
メリット④ 直接雇用につながる可能性がある
直接雇用につながる可能性があることも、長期派遣で働く大きなメリットです。
派遣社員とはいえ、長期にわたり業務を行ってくれる従業員は、企業にとって貴重な存在となります。
そのため、期間満了に伴い、直接雇用を打診されることもあるでしょう。
活躍次第では、より責任のある業務をお願いされることもあるかもしれません。
長期派遣社員として働く際の注意点
長期派遣社員として働くことにも、当然注意点もあります。
たとえば、職場が合わないなどの悩みがあっても、長期での契約となるため辞めづらいと感じる方もいます。
また、正社員と同じ業務をしているのに昇給がなかったり、賞与がなかったり、契約によっては交通費が支払われないといったことに少し不満を感じることもあるようです。
一方で、こうした待遇差を改善するため、2020年4月から同一労働同一賃金の導入がされました。
この取り組みは給与や賞与、交通費などの賃金のほかに、福利厚生や各種手当について正規労働者と非正規労働者との不合理な格差を是正するためのものです。
そのため、以前と比較すると派遣社員と正社員との差はなくなってきているといえます。
職場環境は、働いてみないとわからない部分もありますが、雇用条件に関しては、事前にしっかりと確認しておくようにしましょう。
長期派遣でも契約期間中に辞めることはできる?
長期派遣でも契約期間中に退職することは可能です。
しかし、派遣元・派遣先どちらの信用も失ってしまう可能性があるため、おすすめできる選択とはいえません。
そうはいっても、職場でのトラブルや、悩みなどがある方もいるでしょう。
そのような方は派遣会社の担当者に正直に相談してみてください。
担当者は、あなたの正直な悩みを聞いて、何かしらの対応策を考えてくれるはずです。
また、退職することになっても事前に相談していれば派遣元の信用を失う可能性も低いため、新たな派遣先を提案してくれるかもしれません。
言いにくいこともあるかもしれませんが、一度相談するようにしましょう。
長期派遣社員としての求人が多い職種3選
ここまで、長期派遣のお仕事がどのようなものかについて、紹介してきました。
次に、長期派遣での求人が多い職種について紹介していきます。
①工場勤務
工場勤務のお仕事は、長期派遣の求人が多い職種のひとつです。
主な仕事内容としては「ライン作業」と「ピッキング」の2つに分けられます。
ライン作業は、ベルトコンベアーで流れてくる製品を手順書通りに加工するお仕事です。
その特徴から、「流れ作業」と呼ばれることもあり、主に下記のような業務を行います。
・加工(材料を組み立てしやすいように、プレスや穴あけを行い、部品やパーツを作る)
・組み立て(部品などパーツを仕様書のとおりに組み立て、製品を作る)
・検品(完成した製品に不具合や傷がないかを確かめる)
製品を作ると聞くとなんだか難しそうですが、心配はいりません。
基本的には先輩スタッフがついてくれ、一人立ちできるようにフォローをしてくれます。
ピッキングは、指示書などで指定された商品を集めるお仕事です。
多くの商品を集める必要があるため、速さと正確さが求められます。
こちらも慣れるまでの間は、フォローをしっかりしてくれるため、いきなり倉庫で一人作業をすることはありません。
どちらの業務も、もちろん未経験から始めることが可能です。
また、男性のイメージが強い工場勤務ですが、最近では女性も多数活躍しています。
作業効率を考えながら、コツコツ作業をすることや、ものづくりが好きな人に向いている職種といえるでしょう。
②事務系
事務系のお仕事も、長期派遣での求人が多い職種です。
未経験での求人もある一方で、事務経験やExcelなどのオフィスソフトの知識があることを応募条件としている場合もあります。
所属する部署によって違った知識を必要とし、営業事務、経理事務、貿易事務など、さまざまな分野での求人が豊富です。
業務内容としては、パソコンを使った内勤の業務が多く、他に電話対応や来客対応などが発生する場合もあります。
毎日、決められた時間をデスクで作業をするため、コツコツと地道な対応ができる人に向いているといえるでしょう。
同僚や上司とコミュニケーションを取りながら仕事を進めるため、一人だけで作業することはほとんどありません。
困ったことがあれば、すぐに教えてもらえる環境も多いため、安心して勤務できる点も魅力のひとつ。
一方で、コミュニケーションが必要なため、一人きりで作業を進めたい人や、コミュニケーションが苦手な方はすこししんどく感じてしまうこともあるかもしれません。
③コールセンター
コールセンターも派遣求人が多い職種といえるでしょう。
コールセンターはアウトバウンドとインバウンドの2つのお仕事に分かれます。
アウトバウンドはいわゆる「発信」の業務です。
営業要素を含んだものや、アンケート調査、書類の不備確認などのご案内がメインのお仕事となります。
マニュアルを読みながら対応できることが多いため、未経験の人でも挑戦することが可能です。
こちらの職種では、コミュニケーション能力や営業力を磨けるでしょう。
一方、一時間に何件の架電をしているか、など管理されることがあるため、消極的な姿勢だとストレスを感じてしまう可能性もあります。
インバウンドとは「受信」のお仕事です。
お客様の悩みや相談、場合によってはクレームの対応を行います。
インバウンドでも、研修やマニュアルの整備がされていることが多いため、未経験者でも働けるお仕事です。
インバウンドでは相手の要望を聞き出す、傾聴力を身につけられるでしょう。
相手によっては、緊急性の高い要望を抱えている場合もあるため、丁寧に対応する能力が必要です。
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今回は、長期派遣のお仕事についてご紹介してきました。
長期派遣のメリットは、安定した給与やスキルアップしやすいなど、さまざまです。
未経験からでも、応募可能なお仕事が多く、憧れの業界や職種にチャレンジしやすいところも魅力といえるでしょう。
派遣のお仕事を探す際には、派遣会社に登録し、応募する必要があります。
派遣会社によっては、応募後、社内選考に時間がかかる場合がありますので、早めに登録することがおすすめです。
また、特定の職種に特化した派遣会社もありますので、派遣会社の特徴をよく調べたうえで登録するようにするとよいでしょう。
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